オランダ王家が誇る芸術の宝庫、マウリッツハウス王立美術館!

公開日 : 2017年11月28日
最終更新 :

こんにちは!とても冷たい天気が続くオランダです。気温10度以上の日など、もう滅多にありませんので今からこちらにご旅行に来られる方は真冬の格好で来られる方がよいかと思います。寒さ対策、しっかりとしておいてください。

さて、今回はオランダで人気の美術館の一つ、<マウリッツハウス王立美術館>をご紹介します!!オランダに移住して10年、先日やっと友達とこの美術館に行って参りました!行くまでにこんなに時間がかかってしまったのは、絵画にトンと興味のない旦那のせいにしておきます(笑)。

マウリッツハウス王立美術館はオランダの政治の中心地、ハーグにあります。(首都はアムステルダム。)私が訪れた日はこのように秋晴れの綺麗な日でした。歴史ある古い町、ハーグが余計趣深く見えます。

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じゃじゃん、ここがマウリッツハウス王立美術館!

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以前ご紹介した、アムステルダムにある<アムステルダム国立美術館 Rijksmuseum Amsterdam>に比べるとこじんまりとした規模の建物です。ですがこのように内部もとても趣のある建物になっています。

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まず、ここに来た私達の第一の目的のものをお見せします。それはもちろんこの絵画です!!

<真珠の耳飾りの少女>!byフェルメール!

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北のモナ・リザと言われるとおり、実際に見るととてもきれいな絵画です!!どこに立ってみても自分の方を見ているような錯覚があります。

大きさはそんなに大きな絵画ではない(A4弱くらいの大きさ)のですが、やっぱり独特の絵画のせいか、じーっと見とれてしまいます。

こちらもフェルメールの作品、<デルフトの眺望>。

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これはレンブラントの作品、<テュルプ博士の解剖学講義>。この絵も私の目的の一つでした。

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ここのいる皆が別の方向を見ているのに気づきましたか?

その他にもたくさんの素晴らしい作品がありましたが、私が個人的に面白かったのはこの絵。

ポッテルの<雄牛>。

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遠近法が上手に使われており、後方には影の部分と太陽の光が当たっている部分のコントラストを上手に描いています。

またこの作品も。

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(Mauritshuis, Den Haag. Foto: Ivo Hoekstra.)

オランダのアーフェルカンプの作品で<氷上の楽しみ>。当時の一般の人々の生活(冬のスケートの様子)を描いていて、一人一人を見てみるととても面白いです。氷の中に落ちてしまった人や、ひっくり返ってスカートの中が丸見えになってしまった女性の様子も描かれています。このように当時の生活の様子を描いた作品を<風俗画>というそうです。

またこの作品はフランドルを代表する二人の巨匠、ルーベンスとブリューゲルの作品、<エデンの園>。アダムとイブを中心に、当時知られていたほとんどの動物を描いていると言われています。

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(Mauritshuis, Den Haag. Foto: Ivo Hoekstra.)

このマウリッツハウスには、見学の際にイヤホンを通しての説明を受けることができるマルチオーディオサービスを受けることが出来ますが、そのイヤホンを借りるのに3ユーロ50セントを支払います。しかし、館内の係員の方が教えてくれたお得情報によると(笑)、マウリッツハウスのAppをスマートフォンにダウンロードすると作品ごとの説明を読むことが出来るうえに、家に帰った後も閲覧可能ということでした。しかも館内のWifiは無料。ということで私達はこちらのサービスを利用しました。

日本語も選択できます。しかしその選択画面には<日本語>ではなく<日本人>と書かれています。(笑)なぜだっ!!いや、言いたいことは分かるけどね!

それでは、一日素晴らしい芸術に酔ってみたいと思われるあなた、ぜひこのマウリッツハウス王立美術館もあなたの旅行プランに入れてみてください!

※Mauritshuis(マウリッツハウス王立美術館)

ホームページ :www.mauritshuis.nl

開館時間:月曜日 13:00~18:00

     火~日曜日 10:00~18:00

住所:Plein 29 , 2511CS , Den Haag

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