オランダ、最近のファッション動向!

公開日 : 2017年06月14日
最終更新 :

こんにちは!!オランダにもようやく安定した夏がやって来そうな気配であります。<気配>というのは、時々夕方から次の日の朝方にかけて、ちょっと肌寒いと感じる時があるからです。この時期にオランダにご旅行に来られる方は日中は半袖で大丈夫ですが、やはり薄手のカーディガンなどを念のため持参されることをお勧めします。

さてさて、今回はオランダの夏のファッションについてご紹介します。気温20度ほどになると多くの人が半袖半ズボンで外出し始めます。気温20度というと、私にとってはちょっとまだ肌寒い時もあるのですが、寒さに強いオランダ人はもう夏と勘違いしてしまっているようです。日本でもよく都会を歩いていると<この肌寒いのによく半袖で大丈夫だな~!>と思ってしまう外国人を見たことありませんか??あんなのがここにはウヨウヨいます(笑)。

男性のファッションは日本とあまり違いがないのですが、一つだけ違うとすれば<バッグを持たない>ということ。日本では男性用のバッグやポシェット(って言うのか、最近は?!笑)がよく売られていますよね?男性用のポシェットなんて持っている人、ほっとんどいません!財布やスマートフォンを入れるためだけにバッグは持ちません。チャックのついたズボンのポケットに入れています。もちろん、どこかへ出かけるときはバッグは必要ですが、その際は大抵の男性はリュックサック使用。人ごみの中へ行く際は前に抱えます。外出する際、男性は大抵の場合が荷物持ちの役割を果たさなくてはいけないため、リュックサックの方が簡単です(笑)。男性がハンドバッグ、ショルダーバッグを持とうものなら<あいつ、きっとあっち系だ!>と思われます。まあただオランダは同性愛者に対する考えが進んでいるので、変な目で見られることはないのでご安心ください。(ただ勝手に誤解されるだけ。笑)

そして女性のファッションについて。まずこの写真を見てください。

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今年はこんな感じでしょうか!特にここ数年、この長いスカートが人気です。私は身長163センチなのですが、オランダでは小さい方。こんなロングスカートを着用しようものなら、平安時代の貴族の姫君の様に裾を踏みながら歩くことになるでしょう!!

それでは日本との違いをご紹介しますね!

① この写真にあるような短パンや(ミニ)スカートを着用する場合、ストッキングは全く使用せず、すべてナマ足です。<暑い夏なのにストッキング??論外!>という感じです。もちろん、お堅いお仕事をされている方や、フォーマルなパーティーに行かれる方は身だしなみとして履かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、プライベートで使用される方はまずおりません。たま~に戦争時代を生き抜かれたようなお年の女性が履いているのを目にするくらいです。

② この写真をみると、<これ、若い子達のファッション?>と思われた方がいらっしゃるのではないでしょうか?<私はもう~歳だからこんな服装をしたらみっともない!>と年相応の洋服を選ぶという考えはオランダにはない気がします。老いも若きも自分が気に入った自分らしい洋服を選びます。私は時々友達とショッピングに行くのですが、<おしゃれな洋服だな~。買おうかな~。>と思っても<でも私、もう~歳だしね~>とよく口に出してしまいます。すると友達が<何でそればっかりに気にするの?私はあなたより年上だけど、気に入った洋服を買うよ!>と言って、日本でいえばおそらく10代後半~20代前半くらいの人達用みたいな洋服を買います。しかし<自分の大好きな服は自分をきれいに見せる><年相応の服ばかり着ると老ける>というこのオランダの考え方は正解だと思います。ということで、この写真にあるようなファッション、若い人にももちろん人気ですが、実は40、50代の年齢層の方たちも着用するのです。ナマ足の短パン姿なんて60代の人達でも普通に着用します。時々立派な体格の方が体のラインにフィットするピチピチの洋服を着ている時があるのですが、その時はいくら本人が気に入っているとはいえ、やめてくれ~と叫びたくなると旦那が申しておりました(笑)。じゃ見なきゃいいじゃんと言うと、衝撃すぎて目に飛び込んできたらしい・・・。

③ 日本に比べるとたくさんの人がタトゥー(入れ墨)をしております。小学校に送り迎えをする親御さん達もかなりの方がタトゥーをしています。そして冬だと洋服に隠れて見えないのですが、夏になり、肌を露出する洋服を着ると私でもいまだに<おぉ~!!>と歓声をあげたくなるほど圧倒されます。一度夏にオランダに遊びに来た私の母がそれを見た時<なんじゃ、この極道の世界は?!>と文字通り開いた口がふさがらない状態でした(笑)。慣れというのはこわいもので、事前に警告しておかなかった私の責任です(笑)。日本ではまだネガティブなイメージが強いタトゥー、こちらでは<タトゥー=ファッション>です。よって、臆することなく、普通に接してあげてください(笑)。

ということで、多文化に寛容なオランダ、ファッションにおいてもとても寛容です。オランダ旅行中はあなたもオープンな気持ちでオープンな雰囲気を楽しんでくださいね!

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