旅行中は絶対病気に打ち勝てっ!!

公開日 : 2016年09月27日
最終更新 :

こんにちは!昨日は気温24度とオランダの秋にしてはかなり暖かい日でした。と言っても、日なたは暖かいですが風が吹いたり日陰に入るとヒヤッとしますので上着はやっぱり必需品です。

こんなに暖かい日が続いているというのにもうしょっぱなから風邪を引いているバカモノ達(私と旦那)もおります。だんだんオランダの秋、冬=病気の季節が到来してきています。子供達の学校では鼻水を垂れ流している子もチラホラと出てきました。

秋、冬になると極端に日光量が少なくなるオランダ。大抵の人は病気になるのを防ぐためにこのような栄養剤を飲み始めます。

DSC08705.JPG

手前の黄色い筒のような入れ物がビタミンC ,後ろにある茶色の瓶がビタミンD、その横の青いのが総合ビタミン剤です。取りすぎるともちろんよくないので、年齢と頻度は必ずチェックしなくてはなりません。ビタミンDについては、サンサンと降り注ぐ太陽に慣れているアジア人はもちろんのこと、オランダ人でも冬の間はしっかり補給します。このような努力をしながらオランダ人は長く、暗い冬を乗り切ろうとします。

さて、もしオランダに来てご旅行中に病気になった場合、どんな薬を現地で手に入れるのがいいのかというのは旅行者の方なら気になることではないかなと思います。そこで今回はオランダの薬局(apotheek アポテーク)で買うことができる薬をご紹介します。

これはオランダ人なら誰でも知っている薬、<Paracetamol パラセタモル>

DSC08707.JPG

日本でいう痛み止め+解熱剤。医者に行っても大抵これで症状をちらそうとします。日本同様、抗生物質は医者の処方箋がないともらえませんが、オランダの医者はこれをなかなか出してくれません!自然治癒力をまず使って治せと。その余裕がないときは出してくれますけど、始めからすぐに出してもらえると期待しない方がよいです。以前私も、これを出すようにと医者とケンカしたこともあります。

次にこれ、<Ibuprofen  イブプロフェン>

DSC08708.JPG

これは痛み止めよりも効能は強く、症状進行を弱めます。よって病気になりかけの時によく効きます。先にご紹介したパラセタモルが効かない時に使用している方が多いです。ちなみにこれは子供さんには使用できません。

これは鼻水対策の鼻スプレー。(Neusspray ノウススプレイ)

DSC08709.JPG

鼻スプレーには2種類あり、Zout oplossingとXylometazolinehydrochlorideと小難しい名前のものがあります。前者はただの塩水で、塩水を使って鼻をきれいにするというもの。後者は日本でも化学製品で効果が早いです。私はいつも後者を使っています。旅行中に風邪なんか引いてる場合じゃねぇわぁ~と気合いが入っている方はぜひ後者をご利用ください。

また鼻スプレーは大人+6歳以上の子供の製品と、2歳以上6歳未満の子供用の製品と別れていますのでご注意を。

鼻がつまっている時や、鼻水が止まらない時などに使用し、効果があります。ただし、使用期間は1週間と忠告されます。依存症になるのを防ぐためだとか。ですが、もし鼻水が止まらない時はどんどんティッシュなどで出すことをお勧めします。日本ではまだ公衆の場で鼻をかむことは恥ずかしいと思っていらっしゃる方も多いかもしれませんが、欧米はその逆で、日本人の様にかむのが恥ずかしくて鼻をすっていると<わぁ!きったねぇ~!何こいつ!>という感じです。私も今では日本に帰国した際は堂々と鼻をかむようになりました(笑)。よく考えると吸う方が本当、汚いです。ここでは老若男女、皆が公の場で鼻をかむので恥ずかしがらずにバンバン鼻をかんですっきりしてください。

のどが痛み出した時に使用するKeel spray(ケールスプレー)というのどスプレーもあります。このスプレーはよく効くため、お勧めです。

またこれからノロウイルスの時期が到来するオランダ。

これになると上から下からじょんじょん出まくって本当にきつい!!しかも医者は全く何もしてくれません。嘔吐、下痢が治まるまでベッドに横になって安静にと言うだけです。本当、オランダでは医者は楽な仕事だよな~と思います。

しかし、水分補給はもちろん必要です。ですが水分補給するとすぐにまだ出てきてしまうのがこの病気。その時はこれです!<O.R.S.>!!

DSC08710.JPG

<Oral Rehydration  Salts オーラルレヒドレイションソルト>の略語ですが、薬局で<O.R.S>と言ってもらえばすぐに分かります。 これはおそらく日本では点滴などで使われている脱水症状を防ぐための補助水みたいなもの。粉状で売られているのでこれを白湯で溶かして飲みます。

またこれは<Molkosan  モルコサン>という飲み薬。胸やけや胃もたれの際に使用します。

DSC08706.JPG

以上、慣れない地を旅行中に発生しやすい病気を想像してご紹介してみました。

最後に気を付けていただきたいこととして、それぞれの薬(ビタミン剤を含む)は年齢によって摂取量、頻度が異なります。ご購入の際には薬局にて利用方法をご確認くださいますよう、よろしくお願いいたします。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。