ヨーロッパを襲う立て続けのテロ行為

公開日 : 2016年07月28日
最終更新 :

さて、ヨーロッパ中が夏休みに入り、いよいよバカンスシーズンも本格化してきました!オランダ人にとっても一年で一番大切な時期です。

ですが、残念ながらこの時期にヨーロッパでテロ事件が多発しています。

昨日もフランスの北部、ノルマンディー地方のサンテティエンヌデュルブレという町の教会が襲撃され、神父が殺害され、5人が人質に取られました。今までフランスでは、パリやニースといった比較的大都市でテロ行為が行われていたため、このような地方都市でも例外ではないということを思い知らされました。また初めて教会が対象となったことでバチカン王国も非難声明を出しました。

ドイツでも7月18日(バイエルン州ビュルツブルグ),22日(バイエルン州、ミュンヘン),24日(バイエルン州、アンスバッハ)と立て続けにテロ行為が行われました。中でもミュンヘンではショッピングモールで25人の死傷者を出しました。ミュンヘンの事件を含め、18日の事件は電車の中、24日の事件は野外音楽フェスティバルと人が多く集まる場所+簡単に逃げることができない場所が狙われやすいようです。在ドイツ日本大使館も、不特定多数の人が集まる場所に行く際は滞在時間を短くしたり、避難ルートを頭に入れておくというアドバイスを始めました。

今のところ、オランダではこのような行為は行われていません。国内の治安も通常通り、とても安全だと言えます。ですが、最近はスキポール空港は入国管理局管轄の特別警察がライフル銃を持ってウロウロと歩き回り、警戒態勢にあるのをよく見かけます。やはりオランダ、アムステルダムもヨーロッパの大きな窓口の一つなので警戒態勢に入っていると言えます。もうどこでまたこのような事件が起こるか分からない状況です。

よって今からどうしてもヨーロッパに行きたい、来なければならないという方は、自分の滞在予定表、パスポート番号、連絡先をちゃんと書き留めて、ご家族の方に渡しておいたり、観光地に行く場合は避難ルートを確認しておくなど、自己防衛対策をしっかりしておくことをお勧めします。そして時にはご旅行を楽しんで、そして時にはしっかりと周りを見て冷静な目を持っていてください!

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