パリの同時多発テロ後のオランダの様子
エフタリングのホテル等をご紹介する前に、ちょっとこちらを先に更新いたします。
皆様、ご存知のように11月13日、金曜日にフランス、パリにおいて同時多発テロがありました。巻き込まれたオランダ人は3人とのこと。
一部のレストランも標的になったため、普通の旅行者の方で巻き込まれた方もいらっしゃることと思います。
私が在蘭日本大使館から受け取った緊急警告メールには
<1.イル・ド・フランス州へ渡航予定の方は不必要な外出を控えること。>
<2.事件現場周辺には近づかないこと。>
<3.標的となりやすい場所(警察、軍関係施設、公共交通機関、観光地等)には可能な限り近づかず、周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら速やかにその場を離れること。>
<4.3か月以上滞在する場合は大使館に在留届を提出すること。>などの注意事項が書かれてありました。
観光地は本日16日より通常通り開園、公共交通機関も通常運航に戻ったそうです。
このテロ後のオランダの状況はというと、容疑者の多数がベルギー、ブリュッセル出身だということでオランダにも入国してくる可能性があるということで大都市では厳重な警戒態勢が敷かれています。アムステルダム、スキポール空港経由で日本へご帰国予定の方は早めの空港到着、チェックインを心がけてください。
また昨夜、オランダの4大都市(アムステルダム、ハーグ、ロッテルダム、ユトレヒト)の市長達がテロ対策について話し合う合同会議が行われました。よってこの都市では警察の巡回などが強化されることと思われます。<旅の恥は掻き捨て>と言って、不審なことをしないよう、お勧めします。
本日、オランダのいたるところでオランダ国旗が追悼の意を示すために掲げられています。息子の小学校でもこのように。
今回の同時多発テロは誰が被害を被ってもおかしくない場所が標的となったため、余計にヨーロッパの人々を刺激しているようです。また、オランダ軍もシリア上空でIS(イスラム教国家)と対抗して戦闘を繰り広げているため、標的として例外ではありません。
またオランダ国内では、シリアからの難民達が<僕たちはテロリストじゃない><世界平和>と書いたプラカードを持ってデモをしたりもしています。自分たちに偏見の目が注がれ、テロリストと一緒にされることを懸念しているようです。
もし、現在年末のヨーロッパ旅行を計画されていて、まだキャンセルできるようであればそうすることをお勧めします。ヨーロッパは逃げたりはしません。もう少し落ち着いてからでもいいんじゃないかと正直思います。(もちろんテロの危険性もありますが、せっかく旅行に来たのに、テロ対策のために不便な交通機関や観光地に容易に入れなかったりと不都合なことを避けるためでもあります。)
それでも渡航予定の方は、どうか、自分の身は自分で守ることができるようにくれぐれもお気をつけてお過ごしください。
最後にオランダのニュースをご紹介します。標的となったコンサート会場のテロ発生時の様子、パリの現在の様子等も流れています。(オランダ語のみ)
こちら→ http://www.npo.nl/nos-journaal/15-11-2015/POW_00942299
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