続デトロイトダウンタウン
前々回デトロイトのダウンタウンを紹介しましたが、再びその他のダウンタウンの様子をご紹介します。
晴れた日曜日、ダウンタウンにあるスタジアム、コメリカパークで地元デトロイト・タイガースのデイゲームがありました。そのため道行く人やお店にいる人達は観戦に来たサポーターが多く、ユニホームを着ている人ばかりでした。
FIVE GUYSというハンバーガーショップで。
グリークタウンにはカジノがあります。昼間なのでそれほど賑わってはいませんでしたが、スロットマシーンに興じている人がちらほらいました。中はとても広く空調も効いていているので、外の寒さの厳しい冬はもっと多くの人が見られます。
少し大きな街に行くとよく見かける座席にペダルがついていて漕いで街の中を走行しながらお酒を飲むというペダルバーとかバイシクルバーとか呼ばれているバー、デトロイトでも陽気に走っていました。デトロイトではハンドルバーと呼ぶようです。
16人分の座席があり、グループで貸し切ってドリンク、食べ物は持ち込みというシステム。2時間で日曜日~木曜日は300ドル、金曜日・土曜日は400ドル。音楽なども持ち込んで飾り付けて誕生日パーティーしているグループもいました。実は一人グループとは別の運転手がいるので、飲酒運転にはなりません。
これはとても楽しそうです。この様子を見ている限りでは治安の悪そうな感じは全然ありません。
MoGo
QLINE
それからこちらも最近大きな都市にはよくある、レンタル自転車もあります。名前はMoGo。ダウンタウン周辺に43か所レンタルできる場所、ステーションがあり、返却はどこのステーションでもOKで、一日券は8ドルです。MoGoは今年の5月に導入されたばかりの新しいサービスです。同じく5月のMoGo開始の10日程前にはダウンタウンをトラム(路面電車)、QLINEが開通しました。
デトロイトダウンタウンはこのように徐々に便利に都市らしく回復しつつあります。
ただハンドルバーで楽しむ人達もタイガースのゲーム観戦に来る家族連れやグループもデトロイトの治安の悪い地域に住んでいる人達ではなく、デトロイトの近郊に住んでいる人達です。景気の悪化に伴い、デトロイトに住んでいた中流階級以上の人達が徐々に郊外に移住するようになり、車もなく移転するお金のない貧しい人達が市内に残り、治安や経済が悪くなっていったという経緯があります。
ダウンタウンの賑わっている所を少しでも離れるとガラッと雰囲気が変わり、人気(ひとけ)がなくなり荒廃した雰囲気が漂います。
ニュースを見ているとデトロイトの殺人事件は珍しいことではありません。朝のニュース番組の途中でキャスターが「デトロイト市警では警察官を募集しています。」と告知していてびっくりしましたが、それだけ危険で希望する人がいないということでしょう。
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