インドのたばこ事情~路上はOK屋内はNG、ばら売りが主流~

公開日 : 2017年01月29日
最終更新 :
筆者 : nok

インドで暮らしていて、たばこについて感じるのは、「日本ほど喫煙者は肩身が狭くはないのではないか?」ということです。路上のあちこちにたばこ屋があり、一服している人を見かけます(ただし、男性ばかり)。インド人にとっては、たばこよりも酒のほうが「悪」というイメージがあるような気がします。ただ、スィク教徒(おなじみのターバンを巻いた人たち)は例外で、彼らにとって、たばこは「禁忌」とのことです。

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たばこへの寛容な考え方からでしょうか、かつては飲食店やバス、列車、映画館の中ででも自由に喫煙できたそうです。ただ、ここ15年ほどで当局側も厳しく規制するようになり、今は、映画館はもちろん、公共交通機関、飲食店の屋内は原則禁煙が義務づけられています。飲食店の外には灰皿が置かれていて、寒空の下で吸っている人もいます(↓インド産、輸入品など銘柄はさまざま)。

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公共スペース屋内での喫煙が禁じられている一方、路上での喫煙は野放し状態です(チャンディーガルなどスィク教徒の多いパンジャーブ州の一部の都市では路上喫煙禁止のところも!注意!)。この規制の粗さがいかにもインド・・・。歩きたばこに関する規制もありません。ただ、歩きながらたばこを吸っている人はそんなに見かけません。というのも、インド人にとって、たばこは「たばこ屋の店先で吸うもの」という意識があるような気がするのです。

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日本などの国では、10本入りの箱を買うのが普通ですが、インドでは1本ずつバラ売りで買う方が一般的です。1本10ルピー~15ルピー(約17円~25円)ほどで、ライターやマッチも店先に用意されています。こういったたばこ屋は、チャーイ(インドのミルクティー)を作っていることも多く、チャーイ片手にたばこをふかすというのが、ひとつの気分転換方法なのでしょう。

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