インドで、いかに冷えたおいしいビールにたどり着くか

公開日 : 2015年05月31日
最終更新 :
筆者 : nok
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デリーの一般的な酒屋で売られているビール(一部)を並べてみました。一本650mlで90ルピー~150ルピー(約170円~約290円)ほどです。

一番知られているブランドは、左側の3本「KINGFISHER」でしょうか。真ん中の2本は「miller」、右2本は「TUBORG」です。

インドのビールブランドは、「strong」という種類の商品を出していることが多いです。アルコール割合が高く、お得なのではないかと思い、一度買ってみたのですが、微妙・・・・・。「アルコールのにおいが強く、口あたりもモタっとしていて爽快感がない!」と感じ、自ら買うことはなくなりました。

「おいしい!」と思うのは、プレミアム系の商品。特にキングフィッシャーの「ウルトラ」は、すっきりさっぱり夏にぴったりです。

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インドは年々、ビール市場への新規参入が進んでいるとはいうものの、決してアルコールには寛容な国ではありません。イスラム教徒は基本的に飲まないですし、ヒンドゥー教も、あまり良しとはしません。インド人の誕生日会に呼ばれて行った時も、乾杯は、ビールではなく、コーラでした。

販売免許を取得するのは厳しいようで、町中の大衆食堂では、ほぼ100%扱っていないし、通常のスーパーや商店でも買うことはできません。中級以上のレストランやバーで飲むか、酒屋や高級スーパーで買って家で飲むか、のどちらかにならざるを得ません。

レストランでは、ビールを頼むと、店員がまずはビンを持ってきて冷え具合は大丈夫か、と聞いてきます(正確には、無言でビンを突き出される)。

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触って冷え具合を確かめて「OK」というと、グラスについでくれるのですが、泡を発生させないように入れるのがインド式。「もったいないから」という理由のようですが、なんだか物足りません。泡好きの人は、断って自分で注ぎましょう。

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家で飲む場合、酒屋の数は限られているので、「ちょっとビール買って帰ろう」と思いつきで買いにいける状況ではありません。その上、祝日や選挙日は、「ドライデー」といって、アルコールが一切販売できない、と法律で決められているので、どんなに遠くの酒屋まで足を延ばしても、手に入れられない!!ということすら起こりうるのです。

ということから、私の周りのビール好きの方々(我が家含め)は、箱買いや宅配当たり前、ビールのストックに余念がありません。

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ただ、旅行中の方はそうもいかないと思うので、ホテルのフロントなどで、あらかじめ情報収集しておくことをおすすめします(ホテル側が買ってきてくれることもありますが、手数料を取られる場合もあるので、気をつけてください)。

(5月お題"ご当地ビール")

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