家庭菜園 自給自足の贅沢

公開日 : 2011年07月24日
最終更新 :

デンマークの郊外や田舎では、家庭菜園(Køkkenhave)をしている家がたくさんあります。デンマーク語でkøkkenはキッチン、haveは庭なので、Køkkenhaveとはキッチン用の庭。つまり、食事づくりのための庭です。

" src=

こちらの写真は、私の義父母の家の庭。

私の義父母は、大きな庭の一角に小さな畑をもっていて、そこで様々な野菜を育てています。

手前にはっきり見えるのは、タマネギ。 

今回は、ユトランド半島北部の田舎にある義父母の家の家庭菜園をご紹介させていただきます☆

DSC_0578.JPG

一見、普通の景色なのですが...。

じつは、右手の家は義母が設計して、義父が自ら建てた家。築35年近くになりますが、その後の大規模改装・メンテナンスも業者には頼まず、すべて義父母が自ら行っています。

奥に見える小さな小屋も手作りです。

そんな手作り大好きな2人は、野菜や果物も庭で育てています。

左側の奥に見える大きめの木は、リンゴの木。

左下は、まだ熟れていないリンゴです。でも、季節になれば、赤いリンゴがたくさん収穫できます。収穫したリンゴは、そのまま丸ごと食べたり、磨り潰してケーキに用いたりします。右下は、まだ熟れていないプラム。プラムは収穫したらジャムにします。

DSC_0547.JPG

こちらはラズベリー。ただいま収穫の時期なので、こまめに収穫します。収穫後は、ラズベリーのロールケーキを作ったり、ジャムにしたりします。

DSC_0539-1.JPG

ちなみに、ご自宅で収穫できるのは、じゃがいも、タマネギ、人参、パセリ、プラム、リンゴ、洋ナシ、ラズベリー、クロフサスグリ、ディル(ハーブの一種)、レタス、火焔菜(テーブルビート)などなど。(覚えている範囲で。まだまだありそうです。)

昼食や夕食には、庭でたった今収穫した旬の食材が出てきたりするので、本当に新鮮。

新じゃがを食べて、じゃがいもってこんなに味がするんだ!などと、けっこう驚いたりもします。

DSC_0555.JPG

デンマーク人は、基本的に野菜や果物を自分で育てるのが好き。田舎に住んでいる義父母のように家庭菜園をする人もいれば、都市に住みながら市民農園(Kolonihave)で週末などの時間を使って食材を育てている人もいます。また、アパート暮らしをしながら、鉢でハーブや野菜づくりをしている人もいます。

自然に触れながら、自給自足に近い暮らしができることは、デンマーク人にとっての「贅沢な暮らし」のようです。

さて、いかがでしょう。私は義父母にとっての「贅沢な暮らし」が、私が東京で思い描いていたような「贅沢な暮らし」と全然違っていることに驚きました。一言で「贅沢な暮らし」と言っても、人によって思い浮かべるイメージは全然違うんですね。

皆さんにとって「贅沢な暮らし」とは、どんな暮らしですか?イメージしてみると、案外面白い発見があるかもしれません^^

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。