黄色の街へタイムスリップ・イサマル

公開日 : 2015年06月18日
最終更新 :

小さな街でありながら、植民地時代の魅力を漂わせるIzamal(イサマル)。

メキシコのユカタン半島・ユカタン州の州都メリダら東へ72km、

私の住んでいる カンクン からは西に約250Kmのところに位置します。

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メキシコ政府観光局で83ヶ所登録されている Pueblos Magicos  (魔法の街) 

のひとつでもあります。

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第一印象は "かわいい"

深い歴史があるのに、かわいいなんて表現するには不敬かもしれませんが、

コロニアル調のこのかわいらしい街が 「黄色の街」 と呼ばれる訳には、

街全体が黄色で統一されているからなのです。

近隣のメリダが 「白い街」 と呼ばれていたことに対して、1993年に当時のローマ法王 フアン・パブロ二世がこの街を訪れミサを行ったことをきっかけに、

そしてバチカンの国旗の色にあやかろうと、すべての家、お店、教会を黄色に塗ることに決めたそうです。

馬車に乗って町一周することができます。 歩きでもokですが、とても暑いので馬車が楽!

どうせ乗るなら好きな馬を選びましょう。

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この馬車に乗ると地元職人のお土産屋さんに立ち寄り、様々な工芸品や民俗芸術や地元の素材で作られたカラフルな刺繍ブラウス、ハンモックなどを見ることもできます。

サイザル麻栽培地域だそうで、こんなカメさんの飾りをお土産に買いました。

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イサマルはかつてユカタン半島を支配したマヤの有力都市でしたが、16世紀にスペイン人

が侵略したことで都市は破壊されてしまい、 侵略者達は1543年~1549年頃まで住み着き,

その期間にスペイン風のコロニアル都市が建設され、マヤ文明のシンボル ピラミッドの上にカトリック修道院である サンアントニオ デ パドヴァ 修道院が建てられた という記録があります。

それ以降、ユカタンにおけるキリスト教の聖地、イサマルの中心でもあり、アメリカ大陸で最古のカトリック修道院としても有名です。

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フアン・パブロ二世の銅像の前で

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修道院の内部にある主祭壇の装飾

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町並み。

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こんなにも色んな事が進化した世の中に、時間が止まり未だあの時代が存在しているような面影を残すイサマル。

また近いうちに歴史を勉強して訪れたい街のひとつです。

カンクンからイサマルまでは車で約3時間。 カンクンからイサマルへのバスはないので、一度メリダまで移動し(カンクンのバスターミナルADOからメリダまで約4時間)、メリダからイサマル行きのバス(1時間)に乗り換える必要があります。

歴史に興味があったり、コロニアル調の町並みを写真に収めてみたい という方は是非、

一泊二日で行かれてみてはいかがでしょうか? 貴重な体験ができますよ。

おまけ♪

立ち寄ったレストランにて 

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いかにもメキシコらしい感じが大好きです。

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