車上荒らしにあわないために準備すること

公開日 : 2017年02月05日
最終更新 :
筆者 : 相川知子
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ブエノスアイレスでは車を駐車するときも気をつけなければならないことがあります。

 それは、車の中に荷物を置いておくと盗難にあう可能性が高い、ということです。

 車のラジオなどはステレオの正面が取り外し式になっています。そのままにしておくと窓ガラスを割られて

盗られることがあるからです。

 リュック、カバン、特にアタッシュケースは全くの標的です。

 ですから基本は、ちゃんとした駐車場で係員が目の届くところならばトランクに、降りるときではなく、事前に入れておきます。降りるときに遠くから見ていて、その車を狙うことがあるからです。

 しかしながら、貴重品を持っていて、車を離れなければならない場合、持って歩くのが一番安全です。もしくは滞在先にきちんとしまっておくかです。仕事で会社周りをし、その後、繁華街を歩くのでしたら

それは面倒でも一度、事務所か、家かホテルにしまっておいて、そして出かけるのが正しいです。

 空港へ出かける前のスーツケースなどをトランクに入れているのでしたら、それは、必ず運転手を車に残している、のなら、おいていっても大丈夫でしょう。

 もちろんこの運転手もきちんとしたいつもの運転手や身元のわかるハイヤーなどのであり、その辺で拾ったタクシーの運転手ではないことです。

 また車を去るときにも必ず、座席の上にまた座席の下でも見えるようには、何もおかないことです。

車の窓ガラスを割られる方が損害が高いですし、何もみえなければ割ることもありません。

トランクだって開けようと思えば開けられるので、わざわざ降りるときに誰かが見えるところで後ろのトランクに貴重品に見えるものをしまわないことです。事前に出るときにしまっておいたのなら多少ワンクッションあります。

 要は「見せない」「見えない」ようにです。

((私はiPadを使っていますが、決して安全ではないところで、それで写真撮影はしませんし、メールも見ません。

見せたらマークされてつけてこられることだってあるんですからね!))

 泥棒さんも面倒にこじあけて何もない車を泥棒するよりは 後部座席にバッグが散らかっていたり、アタッシュケースなどが見えて、貴重品がありそうな車をもちろん狙いますよ! そしてボロい車よりはもちろん高級車ですね!

 アルゼンチンでTOYOTAや HONDAの車は「外車」で「高級車」です。お金を持っているという証明になります。日本人が標的よりも高級車で外車に乗っているお金持ちが標的になるわけです。

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今年に入って日本大使館に報告されただけで2件、車上荒しにあった日本人ビジネスマンの方々がいらっしゃったそうです。

 一件は、ブエノスアイレス市での観光メッカのボカ地区カミニートです。

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 車のトランクに荷物を入れたまま路駐し、観光して帰ってきたところ、トランクがあいていて、荷物がなくなっていたとのこと。。。。ちなみに貴重品全部入っていたそうです。

 もう一件はヌニェスというベルグラーノ地区のさらに北の地域で、路駐してカバンを運転席の座席の下にいれてスポーツジムに行ったそうです。。コンピュータが入っていたそうです。

 盗難にあいますと、楽しい滞在が楽しくないものになってしまうので、ときどきウルサイと思うかもしれませんが、宜しくおねがいします。

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Gabino Coria Peñaloza ガビノ コリア ペニャロッサは有名なカミニート(小径)の詩を描いた人ですが、

彼を称えたカミニートにある胸像、ある日壊されちゃっていました。

まさかと思うでしょ、こういうことです。

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もちろんいつも車に荷物をおいていて何もなかったんだから、「今日」は運が悪かっただけかもしれません。

いえ、「いつも」が運がよかったのではないでしょうか。

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筆者

アルゼンチン特派員

相川知子

1991年よりブエノスアイレス在住。スペイン語とラテンアメリカが大好き。アルゼンチンのことを日本に周知がライフワーク。

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