マッチェラーノの奇跡  アルゼンチン優勝まで後一歩 7月13日決勝戦までのアルゼンチン人の幸せ

公開日 : 2014年07月13日
最終更新 :
筆者 : 相川知子

W杯 アルゼンチン代表を決勝に導いた立役者

 マッチェラーノ選手の奇跡として アルゼンチン中で英雄扱いになり、さらにありえないことをやり遂げる人としてアルゼンチンジョークも伴って、アルゼンチン中でブームが起こっています。

 まずはブラジルのリオデジャネイロにある有名なクリスト レンデドールこと、コルコバードの丘のキリストがマスチェラーノになっています。

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さらに左はアルゼンチンの英雄 サンマルティン将軍がマッチェラーノの顔に

そして右は チェゲバラですが、 マッチェ ということで 「チェ」と引っ掛けています。

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こちらのように 

「マッチェラーノならライフルだけでマルビナス(フォークランド諸島)を奪回するだろう」のようなフレーズがソーシャルメディアを賑わせています。

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そのほか、

「神は寝る前にマッチェラーノに祈る」

「国際借款への交渉にマッチェラーノはアルゼンチンに有利にするだけではなくお釣りをもらってくる」

そんな秀逸なフレーズがアルゼンチン特有のウィットと共にたくさん紹介されています

(写真はLa Razon 紙)

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こちらは旧型の電話ですが、マッチェラーノにかかればこれでワサップメッセージを送ってくる。。。(ありえないことをやり遂げる、という意味ですね)

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しかしながら、とても素朴な Javier Mascherano ハビエル マッチェラーノ選手は

サンタフェ州のサンロレンソという結構田舎の出身。しかしながら、この地域はバティストゥータやビエルサが出たりサッカーの伝統がある地域ですでに少年時代から頭角をみせ、

アルゼンチンでは有名なリベルの選手としても活躍。

2008年北京オリンピックではアルゼンチン代表を金メダルに導いた立役者であり、現在は

メッシに譲ったものの、長年アルゼンチン代表のキャプテンを務めていて、6月には

アルゼンチン代表として100試合をプレイしたとしてAFAアルゼンチンサッカー協会から表彰されていました。

もちろん現在はスペインのバルサで活躍しながらも、

普通っぷりは有名で なんと今回の試合中、途中で 肛門が切れちゃったのをカミングアウト。

http://canchallena.lanacion.com.ar/1709301-javier-mascherano-y-el-boom-que-se-genero-con-el-me-averguenza-lo-que-pasa-conmigo

さらに、そんな風になった別の選手もいるけれども名前は出さない、そして、今回、サベラ監督に代表として誇りをもってやる気を持たせてくれたと感謝。そして、7月13日の日曜日

レオが優勝カップを持ち上げることができるよう頑張る、とのことでした。

現在のアルゼンチンの人々の幸せはこの

マクドナルドでのファミリーの様子に象徴されるでしょう。誰もが7月9日のアルゼンチン代表決勝進出以来 笑顔で過ごす毎日です。

左のお父さんもユニフォームです、もちろん! ちなみにオベリスコへお祝いにいった後、ここのマクドナルドはアルゼンチン代表で浮き足だっている人々でいっぱいでした。

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papa rezando

なお 今年の特徴として、アルゼンチン代表選手自身がセルフィーこと、自分たちでいっしょに写真を撮ってメディアに一般に共有を促しています。これは決勝進出を決めたあとのロッカールーム写真です。

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そして、神に祈る フランシスコ ローマ法王は実はアルゼンチン出身。右はくしくも退任した前任のフアンパブロ元法王はドイツ人というわけで。。。

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 お後がよろしいようで、Fervor de Buenos Airesブエノスアイレスの熱狂をお伝えしました。

2014年7月お題

『2014サッカーinブラジル』

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筆者

アルゼンチン特派員

相川知子

1991年よりブエノスアイレス在住。スペイン語とラテンアメリカが大好き。アルゼンチンのことを日本に周知がライフワーク。

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