これでいいのか、アルゼンチン!〜エセイサ国際空港の混乱〜

公開日 : 2010年11月20日
最終更新 :
筆者 : bonita
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▲写真転載元はコチラ

補修工事のため閉鎖中のアエロパルケ(正式名ホルヘ・ニューベリー)空港。

主に国内線が離発着していた空港ですが、閉鎖に伴い

多くの便がエセイサ国際空港に移管されています。

ただでさえ、便の遅れが日常茶飯事なアルゼンチンで、

多くの便を移管されたエセイサ空港が、果たして正常に機能できるのかー

誰もが一抹の不安を抱えていたはずですが、見事に不安的中です。

移管されてすぐに、混乱が続いていたエセイサ空港。

アルゼンチン航空などは、便を間引きして運行していたため、

多額の損失を出している、という報道もひっきりなしでした。

この件に関しては、

エセイサ国際空港への移管に伴い、そのキャパシティーに問題があったと

交通省が認めているのですが、今さら遅いって。

さらに今週18日には、アルゼンチン航空の労働者らが

空港に通じる主要道路をブロックし、空港への出入りを完全に封鎖。

その前日の17日には、カタマルカ行きの飛行機内で、

操縦士の資格を持たない乗客に操縦桿を持たせたとして

アルゼンチン航空の操縦士、副操縦士の処分が決定しています。

私は普段、便の遅れやダブルブッキングが多いアルゼンチン航空を利用せず

チリ航空を利用するようにしているのですが、

何だか最近、そのチリ航空もちょっとアヤしい...

労働者組合のストライキをはじめ

以前は予約の確認や変更などの電話での乗客対応に定評があったのに、

数日前に電話をしたら、なかなかつながらない。

その上、ようやくつながったと思ったら、

「予約変更はここでは対応できないので、空港窓口へ直接行け」と言われる始末。

え?便の予約を変更するのに、わざわざ空港窓口に行かなくちゃいけないわけ?

結局、チリのカスタマーセンターに電話をしたら、あっという間に変更してくれました。

優秀と言われるチリ航空でさえ、アルゼンチン人の手にかかればええ加減になってしまうのか?

アルゼンチン。大好きな国なんですが、

いいんですか、こんなんで?

旅にトラブルはつきものですが、ここアルゼンチンでは

日本人の感覚からすればアンビリーバボーな事態が発生することが多々あります。

特にこの時期、エセイサ国際空港から乗り継ぐ必要のある方は、

十分な乗り継ぎ時間を確保されることをおすすめ致します。

また、アエロパルケ空港の再開は12月1日に予定されています。

しかしこれも、直前で変更されることがあり得ますので、

今後の報道に注意して下さい。

(こちらのブログでも、随時お知らせ致します)

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