世界三大劇場のひとつコロン劇場*Teatro Colón

公開日 : 2009年10月29日
最終更新 :
筆者 : bonita
コロン劇場1.jpg

パリのオペラ座、ミラノのスカラ座とならび、

「世界三大劇場」のひとつとして名高いコロン劇場。

南北4km、最大幅約140m、

16車線の規模を誇る7月9日通りに面して建っています。

(アルゼンチン人いわく、世界で1番目か2番目に幅の幅の広い通り)

ヨーロッパがシーズンオフとなる5〜11月に、

世界的に有名なオーケストラや音楽家が訪れて公演を行います。

また、国立オーケストラや国立バレエ団を抱え、

劇場内には、舞台装置や衣装を作る工房などもあります。

まさにブエノスアイレスの文化的象徴!

でも、私はまだ一度も訪れたことがありません。

なぜなら・・・

理由は単純。現在、工事中だから。

設立100周年を記念し大改修を行っている最中で、

劇場の一部を除いて、見学客の立ち入りが出来ないのです。

でも先日、コロン劇場で働く市職員と飲みに行った際

この劇場の歴史について話を聞くことが出来ました。

もともとコロン劇場は、5月広場に面した場所にありました。

カサ・ロサーダ(ピンクの家)という愛称で呼ばれる大統領府のある場所です。

しかし、1880年代、アルゼンチン銀行(Banco de la Nación Argentina)に売却。

そして1908年5月25日、現在のコロン劇場が開場しました。

その最初の演目は、かの有名な「アイーダ」

その後100年もの間、数多くの演目が演じられ、

世界的に有名なオペラ歌手などがコロン劇場の舞台に立ちました。

日本人ピアニストの田中希代子さん、海老彰子さんも公演を行っています。

コロン劇場2.jpg

立ち見を含め、およそ3500人を収容できる劇場内。

5階席でオペラを楽しんだという友人によれば、

楽団の奏でる美しい音楽が

劇場の曲線に沿うように優しく観客を包み込み、

そこはもう別世界なのだとか。

嗚呼!私も行ってみたいッ!

コロン劇場3.jpg

2006年から行われている改修工事ですが、

2010年には終了の予定。

そして、2010年5月25日、

再び「アイーダ」の公演で再開されることになっています。

2010年は建国200年を記念する行事もたくさん計画されており、

アルゼンチンを訪れる観光客がますます増えるに違いありません。

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〈Teatro Colón/公式サイト〉 http://www.teatrocolon.org.ar/

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