もうすぐイースター
日本ではあまり馴染みがないと思いますが、もうすぐイースターがやってきます。イースターとは宗教的な意味合いではキリストの「復活」を意味し、それを祝う日のことを指します。
ルーマニアは、ルーマニア正教徒が国民の9割ほどを占めていますので、皆がイースターを祝い、心待ちにしているのです。
日本のゴールデンウィークのような感じで、この時期は休暇となります。ルーマニア人の殆どが、自分の実家やふるさとへ帰省し、家族皆の時間を過ごします。
イースターに忘れてはならないのが「イースターエッグ」と呼ばれるもの。イースターエッグは卵を茹で染め色を付けて作ります。染める色は単色で、様々な色に染める場合もあります。他にも、絵を描いたりシールなどで卵を飾り付ける方法もあります。卵は茹でられているためイースターの際に食べたりもします。
色とりどりのイースターエッグ↑↑
卵ではなく木を卵形にし、その表面に模様が描かれたイースターエッグもあり、この時期は街の商店やスーパーマーケットなどどこにでも売られています。綺麗なのでお土産として買われてもいいかもしれません。
木で作られたイースターエッグ↑↑
ルーマニアのイースターでの食事と言えば、食パンのような形をしていて中身はマーブル模様になっている甘いケーキである「コゾナック」。
マーケットで買えるコゾナック↑↑
日本のロールキャベツに似ていて、塩漬けのキャベツで肉やお米を混ぜた具を包んだ食べ物である「サルマーレ」が伝統的です。この2つの食べ物はルーマニア人が大切にしている祝日などには必ず出てくる料理です。
イースターは宗教儀式でもあるため、教会に行く人も多く、教会の牧師が信者に「聖なる光」をさずけ、それを家に持ち帰るという習慣もあります。
子ども達にとってもイースターは楽しみな日です。それはプレゼントを貰えるからです。プレゼントとして多いのは「イースターバニー」というキャラクターのウサギが描かれたお菓子などを貰います。こちらもこの時期にスーパーなどへ行くと必ずイースターバニーの商品が目立つ売り場に置かれています。
イースターバニーの商品達↑↑
先日、私たちも日本へ一時帰国し両親や家族と会いましたが、やはりどの国の国民も家族と一緒にいる時間はリラックスでき、そこからまた日常へ戻って頑張るための英気を養う場となっているのでしょうね。
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