プラハ駅 両替詐欺にはご用心!
アフリカとヨーロッパを周遊中の友人がチェコに立ち寄ってくれまして、3日間プラハ案内をしました。
連絡が取りやすいようにと、友人と同じホテルに予約を取り、ホテルで合流しようと伝えてありましたが、友人から「プラハ駅に用があるので後でホテルで合流」とのメッセージが届きました。
プラハの中央駅を出たところにあるトラムの停留所前で引っかかっている人をよく見かけたのですが、この友人は地下鉄を使うので大丈夫だろうというのと、日本を離れてしばらくたっていたので、旅行中の連絡がつきづらかったのもあり、伝えそびれてしまいました。
ようやく戻ってきた友人とホテルで合流すると、ため息が止まりません。移動で疲れたのかと思っていると、
「プラハ駅で両替詐欺に引っかかって、もう一度駅に行ってきた」と。
チェコではプラハ市内の施設やお土産屋さん、レストランなどではユーロが利用できますが、プラハを離れてしまうとユーロが使えるところがほとんどありません。
地下鉄に乗るのにチェココルナが必要と両替すべく並んでいるところに、50歳前後の男性(普通の格好をし、荷物は何も持たずにむき出しの札束をポケットに入れていたそうです。)が親しげに寄ってきて、「コルナと両替してあげるよ」と。
こちらがその紙幣です。
ベラルーシルーブルです。2016年6月30日のレートで、10円が1958.37ベラルーシルーブル、この紙幣4枚分でした。 2016年の7月1日から、ベラルーシの通貨単位がそれまでの1万分の1に切り下げられました。およそ0.001円でしょうか...。
こちらが、チェコの500コルナ札です。
チェコの通貨はコルナ(Koruna)といいます。
複数形がKorunとなりますが、硬貨を見ても紙幣を見ても、必ずKorunという言葉がどこかに見つかります。
ですが、最善は、チェコに限らず、その国で使われる通貨をインターネットでご確認ください。
来てくれた友人は、一緒にプラハのお薦めスポットを廻れたので、最後は満足してまた来たい、と言ってくれましたが、プラハを去る時に再び駅に着いたときは思いだしてしまい、切ない表情を浮かべていました。
旅行で訪ねてきてすぐにこんな目に遭ってしまいますと、その後の旅を楽しむどころか、もう二度と来るもんか、となってしまい、後日振り返ってもこのことばかりがよぎってしまう、ということもあるでしょう。
プラハを歩いていると、日本からいらっしゃった方々を見分けるのはとても簡単です。
軽装できれいな服装で少人数で歩かれている、するとたいてい日本の方です。駅できょろきょろされていると、少人数のために、詐欺師からすると話しかけやすいのです。
プラハにいらした際は、駅内での両替はきちんとお店でされるか、少しレートは落ちますが、初日分くらいを空港で両替しておき、後日両替して頂くとよいかと思います。
二つ目の記事がこのような内容なのも残念なのですが、チェコに旅行にいらした際に、楽しい思い出をたくさん作って頂きたいので、ご紹介することにしました。こういう目に遭われる方がもう出ないことを祈って。
秋野紗也佳
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