ブリズベンのアルカトラズ? 孤島の刑務所跡地。

公開日 : 2019年03月07日
最終更新 :

地球の歩き方トラベラーの皆さん、こんにちは!ブリズベンのちえです。

孤島の刑務所跡地と言えば、サンフランシスコの"Alcatraz (アルカトラズ)"が有名すぎますよね。いやー、驚きました。ブリズベン近郊の孤島にかつての刑務所跡地があり、そのツアーができると言うことなんです!

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こういう普段行けない場所に行くとか、私たちの日常生活とはほど遠い世界を見ることができるとなると、私の好奇心はものすごく騒ぐんですよね、ふふふ。

ツアーに申し込んで当日、いざManly(マンリー)へ。そこからクルーズに乗ります。

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▲マンリーの船乗り場

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クルーズの乗り場なんですが、クルーズ会社のサインと乗り場の案内は見当たりません。とりあえず、Manly Boat Harbour近くのWynnum Manly Tourism &Visitor Information Centerを目指してください。インフォメーションセンターとレストランに併設して、クルーズ乗り場があります。

Wynnum Manly Tourism &Visitor Information Center:

https://manlyharbourvillage.com/wynnum-manly-tourism-visitor-information-centre/



クルーズ時間は30分ほど。さあ、いざ出発!

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▲真ん中前方に見えているのが、セントヘレナ島です。

注)島には店など一切なく、ソフトドリンクやアルコールの購入や持ち込みができません(特にアルコール)。船内で販売していますので、島に到着するまでに船内で飲むか、また、ここでチケットを事前購入すれば島でのランチ時にのみ、チケットと引き換えでソフトドリンクやアルコールを受け取ることができます。

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▲島はマンリーから8キロほど沖合にあります。島に近づいてくると、ブリズベンシティもあんなに遠くに見えます(右側遠方)。

さあ、船を降りて、島へ上陸。

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▲海に囲まれ、ものすごく静かでピースフルな空気感。ここが刑務所のあった場所だなんて!

ちなみに、自分のボートなどを所有している場合、各自セントヘレナ島へ来ることができますが、島内には立ち入り禁止場所があり、そこへはガイドなしでは入ることができません。ツアーに参加することで、立ち入ることができます。

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▲カンガルーやワラビー達がお出迎え。ほんと、ここにはたくさんいるんです!木陰で休む彼らの姿をあちこちで見かけます。

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▲最初に集合してツアー概要と島の歴史について話しを聞いた後、ガイドさんについて徒歩で島をツアー。囚人達のお墓、この刑務所で生産業務されていた石灰・サトウキビ・オリーブなどの作業場跡地、刑務所の監房、広場、食堂など様々な跡地を巡っていきます。ツアーがスタートすると、ランチ休憩の場所までお手洗いがありませんので、必要ならここですませておいてください。

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▲囚人たちの墓地

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▲石灰を作っていた作業場跡

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▲島内は歩いて散策します。

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▲囚人と看守の服装をしたガイドさんが、それぞれの役に扮して演じながら当時の様子を説明してくれます。

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▲射撃の世界大会に出場できるほどの、ものすごく腕のいい射撃者たちがこの塀の周りで囚人達を監視していて、逃げることは不可能だったそう。

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▲当時の調理場やスポーツ場跡。

さてさて、ランチ&休憩タイムです。

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▲この木の木陰にてランチ。

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▲ランチはツアーの一部として用意され、コーヒー・紅茶・お水は支給されます。結構カジュアルな感じの内容(パン、バター、サラダにハムがバスケットに)。グルテンフリーやベジタリアンなどは対応していない可能性があります。特別な食事が必要な方は事前に確認してくださいね。必要なら持参することをオススメします。

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▲島からの景色は本当に最高!遠方にMoreton Island (モートン島)とNorth Stradbroke Island (ノース・ストラドブローク島)も見えますよ。

ツアーの全行程は約5時間。島内での徒歩は約5キロほど。ほとんど日陰のない場所を歩き回ることになりますので、歩くのにふさわしい靴、そして日よけの用意(傘、サングラス、帽子、長袖、日焼け止めクリーム)は夜のツアーでない限り、必ず用意して行ってください。水分補給も忘れずに!たくさん水などドリンクも持参するようにしてください。冬でもブリズベン近郊は太陽が出るとものすごく暑くなりますよ。


ツアーは月に2〜3回ほどランダムな日程で行われていますので、ホームページより日程を事前に確認してスケージュール調整してくださいね。

皆さんも、無事にセントヘレナ島から帰還されることを祈っています。Cheers!

St.Helena Island Tour (by Cat O Nine Tails Cruises)



★英語ティップ:(中級〜上級)

セントヘレナ島、刑務所、様々な歴史的経緯などの説明が英語で繰り広げられます。多言語への翻訳サービスなどはありませんので、ガイドさんの指示、話の内容がある程度理解できるレベルの英語力があるとより楽しめると思います。事前に歴史的な背景などを読んで調べておくと、英語での理解の助けになると思いますよ。
ですが、島自体やその周辺の景色はとても美しくフォトジェニックで、他にはない特別な場所なので、ただそこに行ってそれを堪能するのもオッケー、というのもアリだと思います!

セントヘレナ島の歴史はこちらから。

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