潜入調査・豪州スーパーマーケット事情 その1

公開日 : 2014年10月26日
最終更新 :

 皆さん、こんにちは。少しブログの更新の間が空いてしまいましたが、また気を取り直して、どんどんアップしていきますので、宜しくお願いします。

 少しご無沙汰しているうちに、ブリスベンはすっかり"夏"モード。とはいっても、暦の上は、まだ"春"。夏は公式には12月に始まります。でも、ここQLDに関しては四季なんてあってないようなものなんで、もう暑くて夏みたいな気候です。

さて、第1回、第2回と「まずは"金"から始めよ」ということで、オーストラリアのお金事情をお話ししましたが、今回は、暮らしに何よりも大切な「食生活」を支える当地のスーパーマーケット事情を紹介するべく、ブリスベン某所のスーパーに潜入取材を敢行しました。 

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 さっそく、潜入取材したスーパーの店内を、ご覧に入れましょう。

 オーストラリアのスーパーマーケット業界は、長年、寡占状態が続いています。Woolis(ウリーズ)の愛称で親しまれるWoolworth(ウールワース・写真上)、赤いロゴが目を惹くColes (コールズ・写真下)の二つのチェーンが2強としてしのぎを削り、そこに、ヨーロッパから上陸したAldi(アルディ)が独自の低価格路線で急激に拡大しながら追いかけるという構図です。

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 日本のスーパーに比べて、違うのは何よりもボリュームでしょうか。たとえば、 上のこの写真、この売場の両サイドの陳列棚は、すべてあらゆる種類やサイズの炭酸飲料(こちらではソフトドリンクと呼びます)。コーラであれば、コカコーラ、ペプシ、自社ブランドが缶、ペットボトルでずらりと並びます。個人的には素通りするゾーンですが、それだけ消費者のニーズがあるのだとすると、今や世界有数の肥満大国となったオーストラリアの現状にも残念ながら頷けます。

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 日本へのお土産も安く調達できるのが、スーパーマーケットの隠れた利点。オーストラリア土産の"鉄板"ティムタム(Tim Tam)も大量に並んでいます。最近は日本の輸入食材店でも手に入るようになったこのチョコレートでコーティングされたチョコレート・ウエハースは、やはり現地だと種類が豊富で割安。最近、お土産用を意識した一番下の段にあるミニ・パックも販売され始めました。このティムタムが特売になった時に、ごっそりと大人買いをするアジア系の留学生を何度か見たことがあるので、どこの国でもお土産として大人気なんでしょうね。

 続いては、お土産として喜ばれるかどうかは議論の分かれるところですが、黄色いビンが印象的なべジマイト(Vegemite)の登場。パンに塗って食べるイーストが主材料のスプレッドは、味、臭いともに強烈で好き嫌いがはっきり分かれます。オージーは老若男女問わず、これが大好きで昔ながらの朝食の変わらぬ定番は、べジマイトを塗ったトーストなんです。

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 気を付けたいのが、スーパーの営業時間。最近は、エリアによって多少便利になっていきたところもあるようですが、一般的な大手2社の営業時間は以下の通り。

月―金 午前8時~午後9時

土    午前8時~午後5時

日    午前9時~午後6時

 特に土曜日が午後5時に閉まってしまうのには要注意です。

 日本との違いを色々感じながらのスーパーマーケットの探検も面白い経験になると思いますので、オーストラリアに滞在中はぜひ探検してみてください。このブログでも、もう少し豪州のスーパーマーケットの潜入調査をお届けできればと思いますので、どうぞお楽しみに!

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