ボルドー、シーズン毎のワイナリー見学について。

公開日 : 2018年04月06日
最終更新 :
筆者 : 野田祥子

以前も地球の歩き方に書きましたが、自分で過去記事を見返したときに、中々希望の記事を探すことができないので再掲することにします。

完全に書き直しているので、内容が異なります。

《春》

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今頃の季節です。

ゴールデンウイークを挟む、4月から6月について。

4月はボルドーで「プリムール」と呼ばれる先物買いの季節です。

この季節はプロが前年度のワイン(今年は2017年収穫ワイン)を買うために、プロのみ参加できる試飲会が数々開催されています。

そしてこの時期は見学を締め切るシャトーも多いので、ワイナリー見学をするのは少し難しいかもしれません。

ちなみに4月1週か2週に、一週間にわたって開催されます。

このプリムールを除けば、土曜日も見学を受け入れるシャトーが増えてきます。

ただ、どんどん予約はとりにくくなるので、できるだけ早めの予約を推奨します。

《夏》

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フランスのバカンス時期でもある7月から9月ころについて。

畑がどんどんきれいになっていく時期です。

ワイナリー見学は世界各国から観光客が来るので、土日も見学を受け入れるシャトーが増えてきます。

同時に観光客の量もかなり増えるので、希望のワイナリーに見学できないかもしれません。

また、9月から収穫が始まるので、収穫期は見学を中止するワイナリーも出てきます。

かなり早め(数か月前)に予約を取ることをお勧めします。

《秋》

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10月から12月でしょうか。

11月ころまで暖かい日が続くことが多いですが、どんどん葉が色づいてきます。

ボルドーはブルゴーニュのように美しく紅葉しないので、茶色い葉っぱが多くみられますが、それでも広大な景色は見ごたえありです!

10月11月は年にもよりますが、醸造を行っている途中のこともあるので、収穫中・醸造中を見学できるのも魅力の一つ。

このあたりから週末に見学を受け入れるシャトーが減ってきてしまいます。

《冬》

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畑もさみしくなる年明け。

個人的には選定された畑がみられるので好きな時期でもあります。

観光客も減ってきて、見学予約が取れると丁寧に時間を取ってくれるのもこの時期の魅力です。

とても寒くて、畑も悲しいですが、のんびりとしたフランスらしい雰囲気は楽しめます。

土日は見学を受け入れているワイナリーを見つけるのが大変ですが、質問を沢山聞いてくれる等、この時期だけの魅力もあります。

《まとめ》

それぞれの時期でそれぞれの良さがあり、それぞれのデメリットもありますが、どの時期も自然を感じられるのは間違いありません。

是非フランスを体感しにボルドーへお越しください!

筆者

フランス特派員

野田祥子

2013年に渡仏しフランスの国家資格であるMC Sommellerie(ソムリエ資格)を取得。ソムリエ協会ボルドー支部に所属する唯一の日本人です。

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