フランスではチップは必要?

公開日 : 2018年01月26日
最終更新 :
筆者 : 野田祥子

度々聞かれるこの質問について今回は詳しく書こうと思います(^^♪

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結論から言うと、「あげなくても良い」。

要らない、訳ではありません。

チップを渡すと喜んでくれるし、もらうと私も嬉しいです。

レストランで働いていた時は、私に直接渡されたチップは私の給料+αとして私の収入の一部でした。

ただ、個人的にチップを渡すことはかなり稀です。

というのも、基本的にカード払いで清算することが多いからと、レストランであればサービス料が組み込まれているからです。

このサービス料はレストランが事前に決めているもので、レストランに依ってパーセンテージは変わります。

大抵のレストランでは10%くらいが平均でしょうか。

7%の場所もあったり、15%の場所もあったり本当に様々です。

レアですが、私がチップを渡す時は...

《パリに行ってレストランに強制されたとき》

ボルドーでこのシチュエーションになったことはないですが、パリで観光地のレストランに行くと、「サービス料いくら払ってくれますか?」と聞かれたりします。

その時はキリの良い数字でお支払します。

《特別なサービスをしてもらったとき》

例えばグラスワインをサービスしてくれた、例えば何も言っていないのに人数分に切り分けて持ってきてくれた、などなど。

良いサービスを受けた、と思ったらチップを渡します。

特定の人にチップを渡したければ、私はその人に手渡しします。

そのほうがレストランオーナーではなく、その人の手に渡る確率が上がるからです。

《長居させてくれたとき》

フランスではカフェであまり長居をする文化ではありませんでした。

ここ数年、パソコンを持ち込んで勉強や仕事をしている人が増えましたが、もともとは飲んだらすぐ帰る。

なので、コーヒー一杯で長居させてもらった時はそのコーヒー分くらいのチップを渡すことにしています。

今回お話したチップを渡す時は私の方法ですので、気に入ったことがあれば是非渡してもらえればと思います。

筆者

フランス特派員

野田祥子

2013年に渡仏しフランスの国家資格であるMC Sommellerie(ソムリエ資格)を取得。ソムリエ協会ボルドー支部に所属する唯一の日本人です。

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