ボルドーで最初にできたピエール橋
ボルドーには橋が7本かかっています。
そのうち、最初にできた橋をご紹介します。
その名もPont de Pierre、日本語でピエール橋です。
現在、トラムA線が上を走るこの橋は1822年に完成しました。
1810年にナポレオンの命を受けて建設が始まったこの橋ですが、川の流れが強く完成までに12もの月日を要しました。
この橋には17このアーチがあり、17という数はナポレオンの名前Napoléon Bonaparte（ナポレオン・ボナパルト）の次数に合わせて決められました。
側面にはレンガの橋脚ごとに皇帝を記念した白い楕円飾りと、三日月を組み合わせた市の紋章を見つけることができます。
1950年に道路が拡張され、4車線と歩道が2レーン作られました。
そして1965年にSaint Jean（サン・ジャン）橋ができるまで、ピエール橋はボルドー右岸に渡る唯一の橋でした。
その後2003年に二車線がボルドー市内を走るトラムに使われることが決定し、2004年からトラムがこの橋の上を走るようになりました。
そして2002年12月17日、歴史的建造物に認定。
2007年にボルドーがユネスコに登録されたときに、この橋も一緒に登録されました。
左岸側から橋を見るもの素敵ですが、個人的には右岸側から街並みと一緒にこの橋を眺めるのがものすごく綺麗です。
観光の際は是非寄ってみてください。
筆者
フランス特派員
野田祥子
2013年に渡仏しフランスの国家資格であるMC Sommellerie（ソムリエ資格）を取得。ソムリエ協会ボルドー支部に所属する唯一の日本人です。
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