パリ同時多発テロ

公開日 : 2015年11月17日
最終更新 :
筆者 : 野田祥子

フランス在住者として、ボルドーから見た今回のテロ事件について書きたいと思います。

私はボルドー在住ですが、もちろんパリに行く事もあり、パリに友人もおります。

幸いなことに私の友人は皆無事でしたが、友人の友人で亡くなった方もいらっしゃいます。

現在は129人もの人が亡くなり、80人以上の方が予断を許さない状態だそうです。

一刻も早く世界が平和になること、そして一人でも多くの方が助かる事を祈っております。

皆さんも既にご存じの通り、11月13日の金曜日午後9時から深夜0時20分にかけてイスラム国とみられる人々によるテロ行為が行われました。

攻撃されたのはパリ10区と11区、そして少し北にあるスタジアムです。

No9-1.JPG

そして15日日曜日にフランスがイラクへ向けて戦闘機を送り、20発もの爆弾を投下しました。

それに伴いフェイスブック等では『命は平等なのか』などの議論がされているのは既にご存じかと思います。

私は16日月曜日に朝から街に出る用事があったので、無料で配布されている新聞を2種類貰い、読みました。

No9-2.JPG

どちらもかなりのページ数をこのテロ問題にあてられていました。

そしてその後スーパーに行ったのですが、入口で警備員が今まで行っていなかった荷物チェックを全ての人に行なっていました。

さらに出口付近にたくさんあったゴミ箱がかなりの数撤収されていて、少し不便さを感じるほどでした。

日本が地下鉄サリン事件でゴミ箱を撤去したのと同様の理由なのかな、と言うのが私の考えです。

そして街中では武器を持った警察や軍人が目に見えて増えました。

正直今回の事件に関しては、何が正義で何が悪なのかが分からなくなっています。

簡単に人の命を奪ってしまえることに、言葉にできない想いが生じると同時に、得体のしれない不安感が常にあるのが私の正直な意見です。

最後に外務省の海外安全ホームページを載せておきますので、安全のためにご覧ください。

フランス:パリにおける連続テロ事件の発生に伴う注意喚起(再更新)

http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo.asp?infocode=2015C334

筆者

フランス特派員

野田祥子

2013年に渡仏しフランスの国家資格であるMC Sommellerie(ソムリエ資格)を取得。ソムリエ協会ボルドー支部に所属する唯一の日本人です。

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