チューリッヒ州、秋の行事は幻想的な光のお祭り!

公開日 : 2018年11月08日
最終更新 :

季節は冬に向かってまっしぐら、木々は色づき紅葉が綺麗ですが、寒さは増しています。

そんな11月のイベントといえば、カブ提灯行列!

「カブ提灯行列」とは、大きさ15cm程のカブで提灯を作り、街を練り歩くチューリッヒ地方の、この時期恒例のイベントです。

ハロウィンのジャックオーランタンは日本でも有名ですが、このカブ提灯が起源とも言われており、その提灯行列の様子はとても幻想的。一見の価値ありのイベントです。

そこで今回は、チューリッヒ州・ウールドルフ(Urdorf, Zürich)の幼稚園と小学校が合同で行った「カブ提灯行列」をご紹介したいと思います。

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(幼稚園で作成した、カブ提灯)

イベントが開催された日は、金曜日の夕刻迫る午後19時頃。

園児と小学生が一堂に集まり、幼稚園や学校で作成した「カブ提灯」に火を灯し始めました。

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その後、ブラスバンドの演奏と共に合唱が始まり、騒ついていた雰囲気もとても和やかに。

明かりと共に歌う子供達、なんだかほっこりする光景でしたよ。

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演奏が終わるとパチン!と一気に街灯の明かりが消され、歓声と共に辺りは幻想的な雰囲気に早変わりです。

そして、暗闇の中カブ提灯の明かりと共に行進が始まりました。

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ルートは事前に保護者にお知らせしているので、ご家族の方々は色々な場所に散らばり子ども達の行進を楽しんでいました。

行進した時間は約30分程!学校周辺の道を練り歩き、集合場所だった広場に再び集合。

お祭りの雰囲気が残る中、園児は先生からパンをもらい寒さも忘れて頬張っており、微笑ましい空気に包まれていました。

この日は、街灯の明かりもいつもより暗く、カブ提灯の明かりがとても幻想的に見えた素敵なイベントでした。

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ちなみに、こちらは幼稚園で作成した紙のお皿で作ったランタン。

中に、ろうそく型の電気ライトを入れるとほんわかと光が溢れる、子ども達の作品です。

今回は、チューリッヒ地方の子ども達が行ったイベントをご紹介しましたが、その他、チューリッヒ州・リヒタースヴィル(Richterswil)の町中が光に包まれる盛大なイベントも開催しているので、興味のある方はこちらからご覧ください。

<チューリッヒ州・リヒタースヴィルのカブ提灯行列>

http://swissjoho.com/events/event/rabechilbi-zurich

筆者

スイス特派員

田山 貴子

欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。

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