スイスの幼稚園、入園初日

公開日 : 2017年09月15日
最終更新 :

≪今回は、チューリッヒ在住のスイス情報.comメンバーからの投稿です。≫

※初登園日の様子をレポートしました。

チューリッヒ州、ウールドルフ (Urdorf, Zürich)はチューリッヒ市内からも電車で13分程の、比較的便利な場所です。

そんな場所に住んでいる私達家族ですが、今年は息子の幼稚園入学時期でした。

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スイスの入学シーズンは夏休みが終わる8月下旬。

各カントン (州)ごとに、1週間のズレがあるものの、ほとんどの学校は8月下旬が新学期です。

今年は8月22日が初登校日で、この日は、お子さんとご両親、もしくはどちらか一方、ご両親に加えお婆ちゃんも来られている方もいらっしゃりました。

共働きの場合は、保育ママ (独:Tagesmutter)と一緒に来ている子供もいるようでしたよ。

9時までに登校ということで、この日だけは遅めのスタートです。

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登校日に用意したものは、フィンケン (スイス独:Finken)という上履きとリュックサック。

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ツニュニタッシェ(スイス独:znünitasche)という、肩からかけるタイプのバッグを持参している子もいました。

そして、ツニュニ (独:Znüni)。

午前中に食べるおやつです。

基本は甘いものは持たせないようにとのことなので、キュウリやトマト、フルーツ、クラッカーなどを持参させました。

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教室に入る前に、先生から自分の名前が書かれたシールを胸に貼ってもらい、円状に並べられた椅子に座ります。

そして、子供21人 (上級生と下級生)と先生1人で挨拶の歌を歌い始めたのですが、驚きました。

さすがスイスですね。

挨拶の歌の歌詞も「おはようございます」がスイスドイツ語、英語、スペイン語、フランス語、イタリア語と色々な言語でした。

それから手をつなぎ合って、園内を見学。

玩具がある場所やお手洗いがある場所を確認して、一人ひとり何で遊びたいかを先生に伝え、遊び始めました。

付添い人は、10時まで見学出来たのです、私達は少し早めにさよならをし、帰宅してきました。

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初日だったのですが、この日は火曜日。

午前中が終わり、帰り際に首からかけるタイプの反射材を受け取り、一旦帰宅。

そして、日程では火曜日の午後も13時45分〜15時20分までのプログラムなので、腹ごしらえをして再び登園です。

初登園日は、この様にして幼稚園生活が始まり、一日が終わりました。

驚いた点は、上級生と同じクラスだという事。

しかし、助け合って過ごす幼稚園生活も悪くないのかな〜と思った一日でした。

これからスイスで育つ子供達、成長する姿が楽しみですね。

<スイスの幼稚園については此方もどうぞ>

http://swissjoho.com/archives/22250

撮影日:2017年8月22日

*上記の記載内容は、一個人が2017年8月時点に体験したことを元にしています。

*現在お住まいの州またはお住いの地域によって、言語、授業内容、進め方や考え方などが其々異なります。教育課程についての詳細は、学校に直接お問い合わせください。あくまでも目安としてご参考までにご活用ください。

筆者

スイス特派員

田山 貴子

欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。

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