イベント盛りだくさんの週末 in ベルン

公開日 : 2016年08月30日
最終更新 :

スイスでは、学校の夏休みは8月中旬に終わり、秋めいてきたスイスは何かとイベントが多い季節になりました。

先週末は、その象徴で一つ一つのイベントを十分に楽しめなかったほどでしたよ。

しかも最高気温は30度を超えた暑い一日となりました。

この日のスケジュールはと言うと、、、、

1) トゥーン広場フェスト

まず、遅い朝食後、ベルン日本語学校に通う娘に日本語の宿題をさせ、トゥーン広場へ。

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毎年開催されるトゥーン広場フェストなのですが、今年は趣が違い、一般の方たちが各自不用品を持ち寄って出店しているフリーマーケット会場と化していました。

特に欲しいものはなかったので、早々に次のイベントに行こうと思っていたところ、娘が幼稚園のときに仲良くしていた母子に遭遇できたことは実りでした。

2) 美術館・博物館デー

そして、次は、ベルン市立美術館へ。

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8月の土曜日は、ベルンの美術館・博物館の入館料が無料の美術館・博物館デーで、先週末が最終日でした。

私は、スイス各地の美術館・博物館に無料で入れるミュージアムパスを持っているのでわざわざこの日に行かなくても良かったのですが、イベントとして美術館内で何かあるのかな?と久しぶりにベルン駅近くの市立美術館に行ってみました。

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美術館内は、それほど混んでもなく、至って平常でした。^^

現在開催されている「Chinese Whispers」展を見て、次のイベントへ。

3) コンサートシアターベルン(Konzert Theater Bern)

毎年、ベルンオーケストラと市立劇場が共同で、オープンデーや無料野外コンサートを開催しています。

現在、市立劇場は改装中なので、午後からヴァイセンハウス広場に建っている仮設の施設でベントがありました。

市立劇場では、子供たちがダンスのレッスンを受けたりすることもできましたが、子供向けとしては、今年は、屋外の広場で遊びがあったのと、毎年恒例のフェイスペイントサービスがありました。

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プロの舞台役者如く鏡の前で、プロのメイクアップアーティストが仕事で使う道具を使って子どもたちにフェイスペイントをしてくれます。

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もちろん、大人も楽しめるそのほかのイベントもありましたよ。

4) デモ行進

ベルンは一応一国の首都なので、何かとデモがあります。

ここちらのイベントはベルンの町中で遭遇しただけで、予定外だったのですが、世界各地で開催されているストリートパレードのような装いの群衆がベルン市街を練り歩いていました。LGBT(性的少数者)関連のように思われえます。

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パレード最後尾について行っていた警察の車から警察官が下りてきたので、「この人たちは何を主張しているのですか?」と聞いてみましたが、「知らないね」と淡々と警備のお仕事をされているようでした。

5) ローカル鉄道会社100周年記念

ベルンとソロトゥーンを結ぶオレンジ色の電車のRBS社が100周年記念のイベントを朝から開催していました。

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ベルンからソロトゥーンまで直通で45分。ベルン駅とソロトゥーン駅、そして、途中の駅で催し物があり、当日は朝9時から夜10時までこの区間の運賃が無料でした。

午前中ベルンの町中に行くと、オレンジ色の帽子をかぶった人をちらほら見かけ、「RBSのイベントに行ってきたのだな」と一目にわかりましたよ。

私は、スイス国内のほとんどの電車、バス、船など公共交通機関が無料で乗れる年間パスを持っているので、この日にわざわざ乗車しなくてもよかったのですが、イベントを覗きにベルン駅から行ってみることにしました。

するとどうでしょう。

ベルン駅では、RBSのスタッフが顧客対応に追われていました。

話しを聞いてみると、「電気供給の不具合でソロトゥーン行きの電車は走っていません。スイス国鉄の電車で途中駅まで行き、乗り継いでください。」とのこと。

メンツ丸つぶれですね。汗

スイス国鉄の電車は、本当なら運賃を払わなければならないところですが、RBSの電車の故障のため無賃乗車OKとのこと。

オレンジ色の帽子を被ったイベント参加者がたくさん乗車していましたよしたよ。^^

出遅れたことと乗り換えがあったことで、ソロトゥーンに着いたときには、イベントのお片付け中でした。^^;

ソロトゥーンで、ベルンを流れる様相とは全くことなるアーレ川を眺めて、ベルンに帰ることにしました。

ベルン駅を出発したときは、別の入り口を利用したので気づかなかったですが、ベルン駅前に100年前の車両が展示してありましたよ。

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ベルンに戻ってきたとき、時計は夜7時半を回っていたでしょう。

この時点であと2つイベントが残っていました。

6) 屋外シアター

先日たまたまフライヤーを見つけ、数日だけ開催されているようだったので、当日最後の予定だったイベントの前に行ってみました。

ベルン駅の近くの公園で野外舞台が設置されていて、通りがかりの人たちが集まっていました。

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屋外シアター開始は8時で、次のイベントの開始は8時半だったので、30分弱だけ見るつもりでしたが、珍しく娘が見入っていたので、次のイベントを取りやめて留まることにしました。

パフォーマンスを見ている間に、スイスの長い夏の一日が終わり、夜が更けってきました。

7) ベルンオーケストラ野外コンサート

毎年楽しみにしているイベントですが、今年は会場を素通りしただけとなってしまいました。

通常8時就寝の娘を引き連れていましたし、自宅近くまで行くバスの最終に間に合うように9時半ごろベルン市街を後にしました。

このコンサートは、連邦議会議事堂前広場(ブンデス広場)の仮設ステージでプロ演奏家たちが演奏してくれます。

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ブンデス広場には一部折り畳みの椅子が置いてありますが、住民は敷物をもってきたり、敷物がなくても地べたにすわり、ピザを食べたりワインの飲んだりしながら思い思いに演奏を楽しみます。(真剣に聴いている人たちもいるでしょうけれど。)

気軽に高等な文化に触れることができるとても贅沢な体験ができます。

8) ポケモンGO!

最後はイベントではありませんが、おまけ情報です。

ポケモンGoがスイスで開始されて以来、ベルンオーケストラのコンサートホールでもあるカルチャーカジノ(Kultur Casino Bern)の建物の横の道路に人が絶えません。

どうやら、モンスターが出やすいエリアになっているようです。

いつも横目で見ているのですが、路面電車(トラム)を待っている間の数分の間に、ポケモンGoに興じている人に話しかけてみました。

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あるカップルは、「ここから少しでも離れると、もうモンスターがでないんだよ」と言い、10代の男の子と一緒にいた父親は「全く家から出ない子だったけど、今は出かけるようになって良かったよ」と言っていました。

土曜日の夜でしたので、徹夜でゲームをしていた人たちもいたことでしょう。

以上、私のある週末の約12時間の行動でした。

これからスイスは秋祭りが盛んになります。

秋もスイスを楽しんでくださいね。

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筆者

スイス特派員

田山 貴子

欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。

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