ドイツの玄関ドア(カギ)の開け方
「いやいや、ドアの開け方なんて誰でもわかるでしょ!?」と思いそうなものですが(窓のところでもこのフレーズ書きましたね)、これがなかなかどうして。
正確に言うと、ドアというより「カギを使ってドアを開ける」方法なのですが。
「カギを使ってカギを開ける」んじゃなくて、「カギを使ってドアを開ける」なんですよ。
文字で説明するのはとても難しいので動画を撮ってみたのですが、残念ながらうまくアップできないので(笑)、写真と文字で簡潔にいってみましょう。(わかりやすくするために、ドアを開けた状態で撮影しています。)
ポイント1:ドイツの玄関ドアは外からはノブが動かない!
上の写真にあるように、ノブは固定されてて動きません。通常ノブを回すと動く部分「ラッチボルト」は、カギを差し込んで回すことによって動きます。
(写真上の○で囲った部分が「ラッチボルト」、下の○で囲った部分が「デッドボルト(=いわゆるカギがかかる部分)」です。
ポイント2:ノブを回すかわりに、差し込んだカギを回してドアを開ける!
↑ラッチボルトが出ているのと反対側にカギを回すと(というか、少しひねる。角度でいうとほんの10°くらい。)ボルトが引っ込むので、この状態のまま(カギを差し込んでひねったまま)ドアを押せば開きます。
(*このドアの場合はカギを右にひねるとドアが開きますが、ドアのつくりが反対開きタイプの場合はもちろんカギを回す方向も逆になります。)
ポイント3:開ける方と反対側にカギを回すと、カギがかかる!
↑ドアを開けるときとは反対方向にカギを360°一回転させると、デッドボルトが半分出てカギがかかります。
ポイント4:ドイツのカギは、2度回してかける!
↑ひとつ上の写真と見比べてください。デッドボルトは、2段階で出てきますので、よりしっかりと施錠するにはカギを2回転させる(ぐるぐる 720°回す)必要があるんです!
これを知らないと、「あれ??なんか空回りしてる? カギかかったの?開いたの?どっち???」となるので、よく覚えておいてくださいね。
そして、最後のポイント!
ポイント5:押してもダメなら引いてみろ!! でもタイミングが大事!!!
これが実は一番大事! カギを回せば誰にでも開けられるほど、ドイツのドアは建て付けがよくありません(^^;) そのため、ドアを開ける瞬間(=カギをひねる瞬間)にドアを少し押し気味にするか、ノブを手前に引き気味にするとうまくいきます! こればっかりはそれぞれのドアの癖なので、やってみるしかありません。
おそらく、今回のこの記事は、ドイツのこういうドアを実際に見るまでは「なんのこっちゃ?」と思われる内容だと思います。
でも実際にこのタイプのドアに遭遇した人は(古いタイプのホテルなど、カードキーでないところはたくさんあります)たいてい最初、自分ではドアを開けられずにフロントに助けを求めることになりますので、情報として知っておくと役に立つと思います!
あ、そうそう。あとこのタイプのドアは、カギがないと開けられない=カギを持って出るのを忘れてドアを閉めてしまうと、もうドアが開けられません!! ので、よ~く注意してくださいね~~!!
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