No.26 北京「頤和園」を気楽に攻略

公開日 : 2018年05月26日
最終更新 :
筆者 : byronko

「頤和園(イーホーユエン)」は、世界遺産の1つです。

歴史:

10世紀の大金の時代、現在の頤和園のエリアに宮廷が建てられます。

元の時代に、貯水池やお寺が建てられます。

清の時代には、湖水を、宮廷の水源だけでなく、周囲の灌漑用水などにも利用。

また、乾隆帝が、母親の60歳の誕生日を祝うために宮廷を建てました。

しかし、アロー戦争(第2次アヘン戦争)でこのエリアは破壊されます。

光緒帝の時代、西太后の隠居地として再建され、1888年に「頤和園」と名付けられました。

資金が足りず、再建されたのは一部です。

義和団事件で、頤和園は再び破壊されますが、2年後に修復されました。

頤和園は、様々な歴史を経験した庭園なのです。

【攻略1: 早い時間帯に行こう!】

ローカル観光客が多く、遠足で小学生も訪問するスポットです。早い時間帯に観に行くと、混雑が避けられます。

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ピークシーズンの午後は、大勢のツアー客に出会うでしょう。

【攻略2: 無理をしない!】

頤和園は、非常に大きな庭園です。

紫禁城や万里の長城の観光が済んでから、行かれる方が多いと思います。

北京は大規模な観光地が多く、長距離の移動が多いため、疲れが溜まりやすいです。

頤和園は全てを見なくても、優雅な庭園の雰囲気を味わうだけでも、行く価値があります。

【攻略3: 見どころの多くが、北側!】

押さえておきたいエリアは、頤和園の北東にある東宮門から北西の「石舫」まで。

少し南下して、湖も見ておきたいものです。

【攻略4: 時間と体力がなければ、3点のみ押さえる!(基本の入園料のみ!!)】

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① 「長廊」は、なんと全長728メートルの廊下。

世界最長の木廊としてギネスブックに載っています。

梁(はり)には、西遊記、水滸伝、三国志などのシーンが描かれています。

長廊には風が吹き込んでくるので、夏場は、涼を取ることができます。(頤和園は避暑地でもありました。)

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② 「石舫(または清晏舫)」は、西太后が造らせた大理石の船。

大理石ですから、もちろん水面を浮いているわけでも、移動するわけでもありません。

西太后は、この豪華絢爛な船の上で、よくパーティーを開いていたそうです。

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③ 水辺の散策。

頤和園の湖は広く、特に南側はツアー客が少ないです。

中国の皇族の庭園だった頤和園を、リラックスしながら味わってみてはいかがでしょうか。

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頤和園で、観光客が水と筆を使って文字を書く様子。

【庭園の詳細情報】

名称: 頤和園

住所: 海淀区新建宮門路19号

電話番号:(市外局番010)6288-1144

開園時間: 月曜日〜日曜日

4月〜10月(繁忙期)6:30〜18:00

11月〜3月(閑散期)7:00〜17:00

HP:

www.summerpalace-china.com

入園料: 繁忙期 30元、閑散期 20元

(全施設の入場料込み: 繁忙期 60元、閑散期50元

行き方:

地下鉄4号線「西苑(シーユエン)」駅から約1km。

地下鉄4号線「北宮門(ベイゴンメン)」駅から450m。

バスもあります。

市街地から離れているので、タクシーを利用するのも良いでしょう(渋滞がなければ、市街地から80〜100元)。

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