No.2 北京の伝統的な飲み物「小吊梨湯」
こんにちは。「地球の歩き方」中国/北京特派員のbyronkoです。
前回のエントリーでは、北京ダックのお店を紹介しました。北京と言えば、北京ダック!なのですが、北京ダックだけが北京料理ではありません。
他にも、麺料理の「炸醤面(ジャージアンミエン)」、羊肉しゃぶしゃぶの「涮羊肉(シュアンヤンロウ)」など、さまざまな料理があります。
庶民的なお菓子スナックでは、サンザシ飴や、ねぎのパンケーキなどが人気があります。
今回は、北京ならではの飲み物「小吊梨湯(シアオディアオ・リータン)」をご紹介したいと思います。秋冬に飲まれる温かいスープです。
主な材料は、「雪花梨」という種類の梨、白キクラゲ、クコの実、氷砂糖です。中医学では、梨は寒性の食べ物。煮ることで寒の性質を弱めています。このスープは、肺をうるおすと考えられています。
寒いシーズンに、ぜひ試してみたい「小吊梨湯」ですが、どこで飲めるのでしょうか?
実は、北京には「小吊梨湯」という名前のレストランがあります。
このお店では、いつでも梨スープが注文できます。中国の大衆点評サイトによると、8店舗あります(2017年10月現在)。
今回は、「小吊梨湯」の団結湖店をご紹介しましょう。
梨スープ「小吊梨湯」はヤカン入りで、28元。(2017年10月現在。以下略)
白キクラゲの成分が抽出されているのでしょう。
ねっとりしています。
濃厚ですが、優しい甘さです。
飲みきれない場合は、お持ち帰りできます。
1瓶が2元。
昔ながらの瓶という感じで、風情がありますね。
「小吊梨湯」以外の看板メニューがあります。
お勧めは、「梨球果仁蝦」。38元。
揚げたエビは、梨スープで調理されているのか、甘みがあります。
写真では見えませんが、エビの下には、梨入りの丸いドーナツが隠れています。
「干酪魚」は、魚をかたどったチーズのプリン。12元。
ミルクのような味で、イタリアのパンナコッタを彷彿させます。
【お店の詳細情報】
店名: 小吊梨湯(団結湖店)
住所: 白家庄東里甲4号
電話番号:(市外局番010)6582-1348、188-1055-0892
営業時間: 月曜日〜日曜日 11:00〜15:00、17:00〜21:30
HP: 「大衆点評」の情報
行き方:
地下鉄10号線「団結湖(トゥアンジエフー)」駅で下車。
C口を出て、大通りを向いた状態で、右側に直進します(西へ向かいます)。
大通りの名前は「農展館南路」。
信号機1台を通りすぎたあとに、右側に「団結湖十二条北小区」住宅街への入り口が出てきます。
入り口を入り、直進します(南へ向かいます)。約500メートル進むと、左側に「小吊梨湯」があります。
駅から徒歩で約10分。
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