タイ・バンコクの寺院観光 ~黄金仏寺院「ワット・トライミット」とその周辺の見所

公開日 : 2019年03月04日
最終更新 :
筆者 : Taeko

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バンコク寺院観光と言えば、寺院「ワット・アルン」、「ワット・ポー」、そして、「ワット・プラケオ」が有名です。この3大寺院が掲載されていないガイドブックはないのではないかと思う定番の観光名所。続いて、話題にのぼる寺院の一つに、今回ご紹介する「黄金仏寺院、タイ語表記:วัดไตรมิตร(วิทยารามวรวิหาร):Wat Traimit(ワット・トライミット)、英語表記:The Golden Buddha temple)」があります。

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バンコクの中華街(ヤワラート)に位置し、MRT(地下鉄)フアランポーン駅(フワランポーン駅、ホアランポーン駅)から徒歩約10分の距離で、バンコク都内にある寺院の中でアクセスしやすい寺院でしょう。

そして、黄金仏寺院の見所は、美しい外観と、高さ3メートル、重さ約5.5トン、時価推定120億円の価値があると言われる、真の黄金の仏像(The Golden Buddha、正式名称:พระพุทธมหาสุวรรณปฏิมากร、Phra Phuttha Maha Suwana Patimakon)です。中も外も黄金の仏像を一目見るため、多くの観光客や地元の人たちが訪れています。

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この仏像は、13世紀のスコータイ王朝時代、ビルマ軍の略奪から逃れるために全身に漆喰が塗られ、普通の仏像であるかのようにカモフラージュされていました。1950年半ばに、当時この仏像が祭られていた寺院「ワット・プラヤーグライ」の取り壊しに伴い、仏像を運び出そうとした際、見た目とは異なる異常な重さのためにクレーンが故障し、剥がれた漆喰の隙間から黄金の光が漏れ、発見されたのだそう。

他の寺院に安置されている仏像とは異なる輝きに包まれた仏像を拝んでみるのはいかがでしょうか。

2010年2月14日には、黄金仏寺院に新しい施設が造られ、Bangkok Chinatown Heritage Centre(直訳すると、バンコクの中華街遺産センター)と黄金仏の起源に関する展示も行われていますよ。

さらに、黄金仏寺院から徒歩約10分圏内には、タイ人及び在住外国人の間で話題のカフェ(Lhong Tou CafeOnedaywallflowers oldtownに併設されているカフェ「Wallflowers Cafe」)を始め、お得にシーフード料理が食べられる大衆食堂(T&K Seafood)やフカヒレ(2人でシェア可なSサイズ300バーツ~=約1,056円~)が有名で、個人的には、ホームページにはなぜかアップされていませんが...生姜の効いた、汁に入ったゴマ団子がとても美味しいと思う和盛豊(HUA SENG HONG、フアセンホン)等の食事処が建ち並んでいます。合わせて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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また、黄金仏寺院の最寄り駅であるフアランポーン駅は、地下鉄とタイ国有鉄道がある駅で、国鉄のフアランポーン駅(クルンテープ駅、バンコク駅、バンコク中央駅と紹介されることもある駅)は、地方出身者のバンコクへの玄関口として有名です。また、国鉄の駅舎は、タイに在住していたイタリア人建築家、マリオ・タマーニョ(Mario Tamagno)氏※によって、ネオ・ルネサンス様式(19世紀前期のヨーロッパで起こったルネサンス建築様式の復興)で、ドイツのフランクフルト中央駅をモデルに、デザインされたのだそう。駅舎のアーチ状の屋根とステンドグラスが特徴的でしょう。2020年を目処に、ターミナルとしての機能をバーンスー駅へ移転することが発表されており、移転後は駅舎は博物館として保存され、駅周辺の再開発も予定されています。個性あふれるレトロな風景は、今しか見られないバンコクの風景の一つかもしれませんね。

※旧国会議事堂であるアナンタサマーコム殿:Ananta Samakhom Throne Hall)やネルソン・ヘイズ・ライブラリー(Neilson Hays Library)等、バンコクで有名な建築物を残している建築家。

黄金仏寺院、วัดไตรมิตร(วิทยารามวรวิหาร)、Wat Traimit、ワット・トライミット、英語表記:The Golden Buddha temple)の情報

アクセス MRT(地下鉄)フアランポーン駅(Hua Lamphong station)下車、徒歩約10分。

住所 Thanon Mittaphap Thai-China, Talat Noi, Samphanthawong, Bangkok, 10100, Thailand

開館日時と入場料 8:00-17:00

 2階、3階(展示コーナー):100バーツ(=約352円)、月曜休

 4階(黄金仏):40バーツ(=約141円)、無休

筆者

タイ特派員

Taeko

2011年10月から、夫の転勤で、タイのバンコク在住。

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