7月のタイ・バンコク(2018年)天気・ファッション・過ごし方
7月のバンコクはこんな気候
バンコクにある三つの季節「夏」「雨季」「乾季(冬)」の、「雨季」のはじめが7月になります。猛暑のピークは超えたものの、日中の平均最高気温は33度。平均湿度は90〜95%と、文字通り湿度が高く、突然激しく雨が降り始めて、プチ洪水や渋滞になることも。
ただ雨が降るといっても、一日中しとしと降ることはほぼなく、1〜2時間、時に数時間に集中して雨が降ることがほとんど。この時期の天気予報を見ても、毎日雨マークなのであまり役には立ちません。2-3km先では全く雨が降っていないなんてこともあるので、私はバンコクの雨雲レーダーをチェックしたりします。
7月のファッションと持ち物
7月のバンコクは日本との温度差も少ないので、基本的には日本と同じファッションで大丈夫。ただ、商業施設や電車・タクシー内は冷房がかなり効いているので、特に女性は薄手の上着かストールを常備するのがオススメです。足元は濡れてもOKな素材の靴を。街歩きをするなら滑りにくく足首を固定できるタイプのサンダルが安心です。折り畳み傘は必須アイテム。
あと、この時期に、特に男性がやりがちな失敗が、カジュアル過ぎるファッション。ルーフトップバーや、ホテルのレストランなど小綺麗な場所に入るなら、ビーチサンダル+短パンはNG。あまりにラフな格好だと、ドレスコードが明記されていない場所でも、入場を断られることもあります。
7月のバンコクの女の子
先日開催されたバンコクのインディー音楽レーベルPanda Recordsが主催する音楽とハンドメイド雑貨のイベント「Norm Market 'Reuse is GOODs' by Noise Market」で出会った女の子に話を聞いてみました。
二人は大学を卒業したての23歳。「apricott.homme」という米袋を再利用した鞄のブランドを立ち上げたばかり。サスティナブルなライフスタイルに興味があり、いろんな米屋に飛び込みで交渉して素材を集めているんだそう。
Bamさん(右)「今日のシャツは韓国旅行で見つけたビンテージです。カバンは(自分たちのブランド)apricott.hommeのもの。タイ発のファッションを買うならサイアムスクエアですね」
Neptuneさん(左)「今日の服はチャトチャック市場で買った古着です。もしファッションが好きなら、チャトチャック市場はオススメですよ。雨の日は正直外に出たくありませんが、出かけるならカフェかな。今一番のお気に入りのカフェはSoi Nanaにある『NANA Coffee Roaster』です」
オススメの過ごし方
・BTSサイアム駅〜BTSナショナルスタジアム駅:
Siam Paragon、Siam Discovery〜Siam Center〜BACC(Bangkok Art and Culture Center)
丸一日買い物&グルメを楽しむならここ。特にSiam Discovery〜Siam Centerには自分用に買いたくなるような、高品質のファッションアイテムや雑貨が揃います。お買い物に疲れたら、Siam Paragonで映画を観たり、BACCでアート鑑賞やコーヒーを飲んで一息を。
地上階にあるCoffee Dripでは、美味しいドリップコーヒーがいただけます。また、3階のHappening Shopでは、タイのアート本やCD、Wisut Ponnimit(タムくん)のグッズが揃います。
BACCの向かいにあるショッピングモールMBKの前は、人気のタイ人アーティスト・イラストレーターLolayのスカルプチャーや絵が設置されている、フォトジェニックなスポット。天気がよければ、合わせてどうぞ。
7月に食べたいグルメ
バンコクにいると、基本的に年中ほとんどの果物が手に入りますが、やっぱり旬のものは別格!今、ぜひ食べて欲しい果物を紹介します。
・マンゴスチン
甘酸っぱいマンゴスチンは、果物の女王と呼ばれるタイを代表する果物の一つ。(王様はドリアン)ナイフで皮に切り目を入れるか、指で皮を割って中の白い身を食べます。また、美白にもいいと言われるマンゴスチン皮を配合した石鹸はタイ土産の定番です。1kg35-50Bほど。
・ランブータン
ライチにも近い食感の爽やかな甘い果物。タイ語で「ンゴ」と言い、ナイフで皮に切れ目を入れて、中の半透明の果実を食べます。コンビニには缶入りのシロップ漬けも販売されているので、お土産にも。1kg20-40Bほど。
他にも、7月前半はまさに食べ頃の完熟のライチ、マンゴー、グァバ、パイナップル、ドラゴンフルーツなどがとっても安く売られいて、フルーツ好きには堪らない季節!私が果物を大量買いする時に利用するのが、プラカノン市場。果物ナイフやピーラー(皮むき器)も1つ20バーツ程度で買えるので、カットフルーツ屋台にはない果物にも挑戦してみたい方はぜひお試しを!
7月の祭日・イベント
本格的な雨期に突入する7月は、僧侶が修行に入るカオパンサー(入安居)と現タイ国王の誕生日があります。カオパンサー(入安居)にはお寺で使うろうそくを奉納する習慣があり、バンコク市内のスーパーなどでは長さ1m、直径30cmはある巨大なロウソクが販売される様子が目につきます。また、東北部のウドンラチャタニで開催されるのが、彫刻を施したろうそくの山車のパレードを行う「キャンドル・フェスティバル」。この日はタイ全土で酒類の販売が禁止され、この日から3ヶ月間禁酒する人もいます。
祝日・休日:
・7月27日(木):アサハブーチャ (三宝節)
・7月28日(金):カオパンサー(入安居)、ワチラロンコン国王誕生日
・7月30日(月):振替休日
7月28日は新国王・ワチラロンコン国王の誕生日で、2017年から祝日となりました。4連休になるので、この期間は地方のホテルの価格が高騰しています。
あと、今年初めて開催されるタイのアートビエンナーレ。7月から年末にかけて、なぜか3つの異なるオーガナイザーにより、3度行われます。主催者側も参加者側もやや混乱していますが(笑)、そのトップバッターとなる「Bangkok Biennial 2018」が7月1日から始まっています。こちらは、9月30日まで。小さな独立系ギャラリーがパビリオンなり、様々な展示やイベントが開催されています。このあと開催される2つのビエンナーレと比べ、コマーシャル度が低い、インディペンデントなもの。若手アーティストを発掘したい方にはぴったりかもしれませんね。
Bangkok Biennal 2018
雨期のバンコクはとにかく、全てが天気次第!時間の余裕を持った旅行の計画を立ててください。
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