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故プミポン前国王陛下の火葬が行われた26日のバンコクの街のようす

カテゴリー:生活・習慣・マナー 投稿日:2017年10月28日

故プミポン前国王陛下の火葬が行われた先日(2017年10月26日)のバンコクの街の様子について、今回は少し書いてみます。

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この日は多くの市民は会場や寺院へ追悼に訪れたり、テレビを見て、敬愛するプミポン前国王陛下とのお別れのひとときを過ごしました。


国葬が行われている王宮前広場周辺には15.7万人*、そのさらに周辺のエリアに20万人の人が追悼のために集まりました。またバンコクでは国際会議場や軍や公共施設などで9カ所、その他の各県ごとに1カ所の会場に火葬施設のレプリカが設営され、同時刻に模擬的なセレモニーが行われ、献花とお祈りを捧げる人で溢れました。会場のひとつのBITECで並んだ友人は7時間待ったそう。(*『The Nation』報道)


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「少しでも前国王への近くへ」と王宮方面へ向かう人々の列。パーククロン周辺


26日は休日となったため政府機関は閉まり、強制ではないものの大多数の企業・工場・個人経営の飲食店・商店は休業。大手小売店は午後2〜3時には店を閉め、従業員たちはいつもより早く帰路に着きました。繁華街やビジネス街はほとんどの店や会社が閉まり、静寂に包まれる中、ぽつぽつとローカル屋台などがひっそりと営業していました。


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中華街の問屋街サンペーン


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15時に帰宅者で混み合う地下鉄(MRT)


早朝からは地上波の全てのテレビ局および主要Webメディア上や街中の大型ビジョンで、オフィシャルで制作されている同一の映像・アナウンスが休みなく放送され、国葬の様子を解説と共に映していました。


メイン会場の王宮前広場に設営された黄金の火葬壇は仏教やタイ神話の「メール山(須弥山)」に見立てたもの。この山頂にあるとされる天国へとお戻りになるように、ここから煙が空に昇る様子を人々はお見送りしました。


火葬壇については、こちらのBBCの動画が日本語でわかりやすく解説されています。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/51445


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夕方のサイアムパラゴン前


参列しない人もみんな喪服である黒い服に身を纏い、街は月曜日生まれの前国王の色である黄色いマリーゴールドの花が至る所に飾られました。


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車両の交通が規制されたメモリアルブリッジ

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ボートを待つ人々。サパーンタクシン

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旧市街への入り口であるファランポーン駅付近から王宮周辺の広範囲の至るところに情報センターや救護テントがされ、ドリンク・食べ物も無料で配布。その他に、無料のバイクタクシーやトゥクトゥク、前日の会場清掃などを含め、組織されたもの以外にも街中の至るところで多くの市民がボランティアを行っていました。


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旧市街地への入り口、ファランポーン駅


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お菓子を配る親子


個人的に印象的だったのは、我が家の近所(住宅街)でほとんどの店が閉まっている中、ある屋台のおじさんが「無料」と手書きした看板を掲げてヌードルを提供し、ランチを確保できなかった人々を助けていたこと。自分にできることを、思いついたまま自然に行動しているところがタイらしいなと思います。


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ワット・トライミット

プミポン前国王陛下の御崩御は現地のタイ人の言葉を借りれば「タイ王国にとって100年に一度あるかないかの歴史的なできごと」。国父として敬愛を集める前国王の偉大さと、その大きな喪失を改めて感じさせられる1日でした。


この後、29日に行われる遺骨と遺灰を王宮とお寺に納める儀式を以て国葬が終わり、翌30日に服喪機関が明けます。王宮前広場の会場は11月1日〜30日まで一般に開放されます。


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サカモトヨウコ

タイ・バンコク特派員のサカモトヨウコが現地からアジア地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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名前:サカモトヨウコ

サカモトヨウコ

フォトグラファー。2001年、学生時代に初めて訪れたタイに魅了されて定期的に通ううちに、次第にバンコクが拠点になり早10年。ユースカルチャー、アート、音楽、最先端のトレンドなどにアンテナを張っており、カルチャー系webサイトなどにも寄稿中。旅と猫とお茶が好き。趣味はギャラリー巡りとタイ料理作り。写真と連絡先はこちらDISQUS ID @disqus_xVyN9rCjRC

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