冬限定!とっても苦いのにクセになる魅惑のサダオ。

公開日 : 2014年02月08日
最終更新 :
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タイの乾期の中でも一番涼しい12月頃の僅かな期間に北タイやイサーン(東北部)で採取され、期間限定でバンコクのローカル市場に出回るサダオ。タイ人の中でもあまり一般的な食べ物ではないのですが、一部のグルメ好きやヘルシー志向のタイ人マダムのお宅ではサダオのシーズンになると、連日食卓に上るようになります。

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さて、このサダオ。市場では野菜と一緒に並んでいますが、見た目は木、そのもの。野菜と言っていいのか迷います。食べ方は、まず軽く湯がき、茎を親指と人差し指でつまみ、端から端までスライドさせて、可食部をお皿に落としていきます。

一口食べた印象は、とにかく苦い!!!そして、どことなく仁丹の味。。。

サダオは日本では英語名のニーム(Neem)や和名のインドセンダンと呼ばれ、虫除け効果がある植物として知られている植物。虫も嫌がるこの味は、実際かなり苦く、タイでも子供や若い人はあまり好まない、大人向けの味。タイで売られているのは、この木から新芽を含んだ枝の先を切り落とした部分。また薬草としても知られ、心臓、高血圧、解熱、沈痛などの作用があり、苦ければ苦いほどその効果は高いとされています。

普通、サダオはかりかりに揚げたスライスオニオン、ココナッツシュガーとナンプラーを煮詰めたソースに白身の魚(ナマズなど)、ご飯と一緒に食べます。最初はサダオの味にぎょっとしますが、徐々にあまーいソースと苦いサダオの絶妙なバランスが癖になり、食が進みます。またナムプリック・プラトゥー(タイ風ディップ+魚)と一緒に食べられる事も多く、ナムプリックを扱うレストランや屋台でも食べることができます。

普通は遅くても1月半ばまでしか目にしないのですが、今年は歴史的な寒さが続いたため、つい先日まで市場に出回っていました。シーズンの終盤に見られる白い花が咲きかけの物は苦みが少なく比較的食べやすいので、もし見かけたら是非チャレンジしてみてください。

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