タイの大学の卒業式
タイの大学の卒業式は、日本で言うところのハレの日。
家族や親戚、友人が集まりお祝いをする、一大イベントとなります。
タイでは２月末の最終試験をパスし、翌月に結果発表。単位が所得できていれば無事に卒業となりますが、卒業式が行われるのは何ヶ月も後。また学校によっては翌年になります。時期が遅れる理由は、王族(QueenやPrince/Princessなど)から卒業証書が一人一人手渡される為。既に就職している人も多くは会社を休み、リハーサル及び卒業式に参加します。
タイでは大学を卒業するという事は名誉あることで、タイ人の家にお邪魔すると、卒業証書を授与している瞬間の写真や卒業証書が飾られているのをよく目にします。地方になれば、卒業式にはレジャーシート持参で、朝から親戚総出で駆けつけるなんてこともめずらしくありません。
タイの卒業式での一番の特徴は、当日やリハーサルの日に（もしくは両日共）個人でカメラマンを雇う人が多いところ。敷地に入った瞬間、スナップ写真はもちろん、結婚式の前撮りのような、本格的なポートレート写真を撮影する人で溢れかえっている光景に圧倒されます。また女性は撮影のため、美容室でメイクと髪のセットをしてやって来ます。
大学の周辺では、お祝い用の花束や卒業を祝う言葉が入ったぬいぐるみなどのギフト類がたくさん売られています。
写真は先日訪れたチュラーロンコーン大学で行われた卒業式のリハーサルでのもの。
招待してくれた友人はPh.dを所得したので今回は３度目の卒業式になりますが、毎回、ヘアメイクと写真撮影を行っているんだとか。タイならではの卒業式ですね。
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