早朝の托鉢
先日、誕生日を迎えたタイ人とその家族に誘われ、托鉢の時のタンブン(徳を積むこと)をしに行ってきました。
誕生日や身内の方の命日、仏教の大事な日などに行われる托鉢の時のタンブン。地方によって様々な方法があるそうですが、バンコクのお寺で行った方法を紹介します。
まず托鉢に向かう僧や見習い僧がお寺から出てくる朝5時~6時頃には着くように、贔屓にしているお寺や、近所の大きめのお寺へ向かいます。サンダルなど脱ぎやすい靴、露出控えめの失礼に当たらない格好で行く事。
お寺前に着くと、お椀に入ったご飯、ビニールに入れられたおかずやデザート、お水などがお盆に乗った托鉢用のセット(この日は30Bでした)や花を購入。できれば封筒に入れたお金(小額でもok)や自分の好きな食べ物なども一緒に添えて、僧が来るのを待ちます。
僧が近くに来ると、ワイ(合掌)をして呼び止めます。すぐに自分の靴を脱ぎ、開けられた鉢の中へ用意した食べ物などを入れます。入らないものや食べ物以外は鉢の中に入れず縁などに置きます。この日は、お付きの人が、鉢に入れられた物を手早く頭陀袋へ回収しており、鉢の中はご飯のみが入っていました。
鉢に入れ終わったら、可能なら膝を地面に着けてしゃがみ、手を合わせます。僧が経文を唱えるので、その間心の中で願い事などを唱えながら合掌し続けます。経文が終わったときに僧が立ち去り、終了します。その際に「サトゥー(sathu)」と唱えることを忘れずに。タイで言う「アーメン」のような言葉です。
人と場合に寄っては以上の事を1度だけでなく、好きな数だけ繰り返します。
旅行中に体験してみたい方は、ぜひ滞在しているホテルなどで近くのお寺や、僧がやってくるルートを尋ねてみてください。簡単にお布施する食事が買える、またどうやって行うか事前に見れるので、初めての方はお寺の近くでタンブンされることをお勧めします。僧に敬意を払った態度、また女性の場合は僧に触れない事を守れば簡単に行うことができますよ。
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