「秋の夜長に大人の嗜み」
「地球の歩き方」バルカン地域特派員ブログ担当の牧野です。
秋と言えば芸術、芸術と言えばベオグラード、ベオグラードと言えば国立劇場。
ベオグラードの中心地である共和国広場近くに国立劇場があります。
毎年11月より5月にかけて、バレエ・オペラ・ドラマを楽しむことができます。劇場の収容人数は500 人となっており、小さく感じる方もいらっしゃるのかもしれませんが、舞台までの距離や演奏オーケストラとの距離がとてもちょうどよく感じられ、演者一人一人の表情がはっきりとみることができます。
例えば日本で最も良い席でバレエを鑑賞すると1万円以上が当たり前ですが、このセルビアの国立劇場では最も値段の高い席がなんと1,000ディナール(約1,000円)と大変お手頃な価格です。人気のある演目になると、早いうちからチケットを購入しないと売り切れてしまうため、上演スケジュールが発表されるとすぐにチェックするのがオススメです。上演時間近くなると、劇場の入り口には着飾った人々で溢れ、きらびやかに装飾された建物の中に次々と吸い込まれていきます。
私はバレエ「王妃マルゴ」、オペラ「トスカ」を観てきましたが、その他にも、バレエでは「白鳥の湖」「ドン・キホーテ」や、オペラでは「椿姫」「アイーダ」「ナブッコ」「イル・トロヴァトーレ」「ラ・ボエーム」「カルメン」「セヴィリャの理髪師」なども上演されています。秋の夜長に大人の嗜みのひとつとして、芸術鑑賞にふけてみてはいかがでしょうか。
ちなみにですが、現在の国立劇場の建物自体は、1869年に建てられたミラノのルネッサンス建築様式を基にしたオリジナルのものから、1986年に一層再建築されています。
また、紛争で大変であった90年代、唯一この国立劇場だけが1ディナール(1円)でバレエやオペラを午後3時から6時までの間のみ公演されていたとのことです。
私においては正直なところコストパフォーマンスが相当良いため、常連になりそうです。
ご要望・ご不明点等ございましたら、是非ご連絡ください。
よろしくお願いいたします。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。