バリ島にいるサルと狂犬病のお話。もしも噛まれたら??

公開日 : 2017年09月30日
最終更新 :
筆者 : ホリ
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みなさん、こんにちは、バリ島旅行のみかたホリ(HORI_BALI)です。今回は「モンキーフォレストの猿って狂犬病危なくないの?!」ということで、ちょっと各方面を個人的に調べてみたのでその共有をしようと思います。

■狂犬病ってそもそも何?!どうなるの?

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狂犬病とは人を含むすべての哺乳類に感染する感染症の一種で、潜伏期間は1カ月~3か月。発症後の治療法はなく、呼吸障害により100%死に至る病であるとのことです。ちなみにヒトからヒトへ感染が拡大することはないそう。狂犬病は日本では撲滅した病の一種ですがインドネシアでは毎年百名ほどの死者がでているとのこと。2年以上前とちょっと古いですが下記にデータが残っていました。

"インドネシアは狂犬病の汚染国で、毎年百名程の死者が出ています。...バリ島では2008年に流行が始まって以降、2015年3月までに151人が死亡(疑い例を含む)しています(バリ州保健局)。参照元:在デンパサール日本国総領事館公式サイト(http://www.denpasar.id.emb-japan.go.jp/itpr_ja/04_02safe.html#id1)"

またバリ島には野良犬が多く存在するため、狂犬病ときくと、どうしても犬からの感染をイメージしてしまいがちですが、調べてみるとサルからの感染も十分にあり得るとのこと。唾液中にウィルスがいて、噛まれたらアウトってことのようですね。触った分には特に問題がないようです。ということは引っかかれるのも大丈夫...なのか?!

■噛まれたらどうしたらいいの?

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じゃあ、サルに噛まれたら死ぬことが決まっているかと言えば、そうではないみたい。狂犬病ワクチンというものがあり、24時間以内、できるだけ早く接種することで防ぐことが可能のようです。

"狂犬病にかかっているおそれのある動物に咬まれてしまった場合、傷口を石けんで洗い(水洗いは無効)、同時に遅滞なく医療機関を受診して、狂犬病ワクチンの接種(暴露後接種)を受けて下さい。暴露後接種の接種方法(回数、接種日、注射法)には何通りかありますが、とにかく暴露直後にワクチン接種を開始することが肝要です。参照元:在デンパサール日本国総領事館公式サイト(http://www.denpasar.id.emb-japan.go.jp/itpr_ja/04_02safe.html#id1)"

今回はモンキーフォレストのサルは危なくないのか?!というお話でした。今回は「サルに噛まれたら危ないからやめろ」という強めの否定ではなく、「事前に知っていることで防げる不安もある」という弱めの勧めでこの記事を書きました。もし狂犬病に感染していなくても、噛まれたら心配で旅行どころではなくなってしまいますよね。

特に、サルって欧米人やオーストラリア人からすると自国では見ることのできないスーパーレアキャラなので、「かわいい」、「すごい」、「触りたい」というのもわかるのですが、日本人にとってはちょっと田舎に行けば結構いるので、そのせいでせっかくの旅行が台無しになるのはちょっと勿体ないかなと思います。

ホリ

バリ島旅行のみかた

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