今年もこの日がやってきた 5月9日戦勝記念日

公開日 : 2018年05月09日
最終更新 :

旧ソ連を構成していた国にとって、大事な祝日である5月9日。

独ソ戦の戦勝を祝うこの日、昨年は街の大通りを封鎖して軍事パレードを行っていたのですが、今年はどうやらアルマティで行われる模様。

とはいえ、催しは行われるというニュースを観て、ゲオルギーリボンを胸に早速外に出ます。

白タクを拾っておじさんと世間話。

こんにちは。今日は広場で催しがあるんですよね?

ああ、何かやる筈だよ。ところでお前は日本人か?日本にはこういう祝日はあるのか?

日本は敗戦国なのでお祝いはないですね、祝日はあるにはありますが。

知ってる知ってる。まあそうだよね。

最後にお互い、祝辞を述べてお別れします。

Монумент "Қазақ Елі" の前には既に多くの人が集まっています。

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ところで、この日行われる催しは『Жаужүрек полк - Бессмертный полк』(日本語では不滅の連隊)といって、独ソ戦(ロシア語では大祖国戦争と呼ばれる)に参加し、命を落とした人達の魂を悼み、反戦を呼びかけるものです。

多くの人が、戦った親族の写真のプラカード、カザフスタン共和国国旗とカーネーションを手に行進の始まりを待っています。

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会場では戦勝記念日のバッチとリボンを配っています。多めに貰ってメルカリへ。これは嘘。

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大音量でレフ・レシェンコのジェーニ パベーディが流れ、あちこちで「Ура!」(万歳!)の声が上がります。

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行進が始まり、多くの人がスマホで動画や写真を撮ります。

そして自撮りをするカザフっ子多数。撮ってどうする。

赤軍旗とプラカードが並び、自然発生的に皆揃ってカチューシャを歌います。折角なので一緒に歌う。

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軍服に勲章をつけたおじいさんも遠い目で人びとを眺めます。

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戦勝国の戦争に関するイベントは、また雰囲気が違います。

博物館前の道端に置いてある戦車や榴弾砲に、上って遊べる子ども達が多いのもこの辺の違いかなと、毎回勉強になります。

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