冬でもお店で出会えます 種々様々なリンゴたち
世界各国どこででも、そのお国ごとのリンゴにまつわるイメージがありますが
ここカザフスタンでは、南の首都「アルマティ」を思い浮かべます。
以前は「アルマアタ」と呼ばれていたかつての首都ですが、これはソ連時代にロシア語に寄せた訳語で「リンゴの父、おじいさん」という意味があるそうです。
カザフ人的に、これは正しい訳ではないらしいのですが、まあそれはそれとして敬意をもってその名を奉じているというのはものの本より。
リンゴ序でに、今日はここいらで手に入るリンゴをいくつかご紹介します。
現場はまたぞやバザールの青果コーナーです。
最初に食べた品種の為に、美味しくないリンゴしか手に入らないと思っていたのですが、そうではない事が最近わかり始めてきました。
左から『優れたリンゴ=これはこういう品種の名前なのでしょうか?』、真ん中がいわずと知れた『ゴールデンデリシャス』、右が『чёрный принц=黒い王子』です。
黒い王子、何やら恰好良い名前ですが、これがなかなか『スターキング』に似た身持ちで、蜜は少ないものの全体的に柔らかい甘さが◎
この桃色の品種は『супер салтанат=スーパーサルタナート』。
『シナノ・スイート』に似た香り高く瑞々しさでおすすめ度はダントツ一位です。
ちなみに記載されている値段はキロ単位です(550テンゲ=約180円/kg)。
こちらはフランス産でしょうか。
一個ずつステッカーの張られた『レッドデリシャス』。
他のより倍くらい高いのでパスします。質より量派。
それ以外にも左の青リンゴが『семеленко=セメレンコ』、右が『лимонка=直訳すればレモンちゃん』。
両方試してはいませんが、如何にも酸っぱそうです。
今回はリンゴですが、"一つのもの"に焦点を絞る事で見えてくる、街の側面がありそうです。
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