ワインセラーで品定め オシャな料理で乾杯を
カザフスタンといえばムスリム国家。
ムスリム国家といえば禁酒、ラマダン、そして豚肉を食べられない。
そんなイメージで考えがちなこの国ですが、街を見渡すと必ずしもそうではない様です。
冷静に考えれば『100を超える民族を有する』と唄うこの国だけあって、多様なスタイルが存在します。
と、前置きはこの位にして、今日はレストランに行きましょう。
イシム川の北側、ケネサルィ通り(Kenesary Street)沿い、ツム前にその店は有ります。
PROVINO Wine & Storeの屋号からしてワインが売りであろうレストラン。
店員さんに促されて着席すると、英語メニューが出されます。英語圏の客も多いのでしょうか。
ここはロシア語メニューも依頼します。
メニューの中心にタパスがあるので、そこからいくつか頼むのが正解でしょうか。
オリーブの盛合せ、エスカルゴ、ムール貝のワイン蒸し、ブルスケッタ。字面だけで食欲が湧きます。
熟考の末、決定して料理の注文です。その段になってドリンクメニューがない事に気付き
、店員さんに尋ねると「壁のメニュー」か「向こうへ」との回答です。
なるほどここで初めて合点がいきます。
壁一面のお酒はオブジェではなく売り物で、更に店の奥にはワインセラーもあります。
ワインセラーには世界中のワインがあり、またソムリエが好みに応じて的確にアドバイスを与えてくれます。
日本ではあまり手に入らないカザフの『アルバワイン』も勿論揃っています。
赤ワインはデキャンテヘ、白はそのままワインクーラーへ。
ワインを置く店では当たり前かも知れませんが、ここカザフにあっては非常に丁寧です。
そうこうしていると、料理が運ばれてきます。
イベリコのハモンセラーノ切り落とし。
定番とはいえ、申し分なくワインに合います。
エスガルゴのブルゴーニュ風。
カタツムリにバター、大蒜、パセリを合わせたオーブン焼き。
トーストされたパンの一切れずつが、これ又食が進みます。
鮭のブルスケッタ。
ロシアから輸入されるのか、多くのレストランでサーモンを食べることが出来ます。
想像以上の美味。
この後更に、リゾット、デザートと進むのですが、お酒が回りシャッターが切れなくなったのでこの位で。
みなさんも、アスタナで美味しいワインを飲みたくなったら是非こちらへ。
【PROVINO Wine & Store】
住所: Kenesary Street 30, Astana
営業時間: 10:00~24:00
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