チェ・ゲバラへのリスペクトを惜しまない「チェチル・パブ」で革命的な一杯を☆

公開日 : 2016年02月06日
最終更新 :

独立前はソビエト連邦のひとつを構成していたカザフスタン。社会主義共和国時代から

長きにわたり友好国であるキューバの英雄「チェ・ゲバラ」は依然高い人気を誇ります。

中でもセンス光るのが「チェチル・パブ」。どんな革命的な夜に出会えるのでしょうか。

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場所は日本大使館から徒歩で5、6分くらい。目の前の幹線道路カバンバイ・バティー

ル通りをイシム川の方に向かって進んだところにあります。旧市街と新市街の狭間です。

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こちらが「チェチル・パブ」の外観。キューバでの観光には欠かせない、オートバイ型

「ココタクシー」と同じ黄色いネオンが煌々と輝いているのですぐに分かると思います。

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金・土は予約してないと入れない場合がおおいので要注意。冬は1階のガルデローブで

コートを預け、予約をしていたらスタッフに名前を、してなければ人数を伝えましょう。

受付にいるお姉さんは英語が通じるのでロシア語を話せない観光客にとっても安心です。

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目指すは3Fフロア。2Fはクールダウンのための落ち着いたカフェがありますが、途

中の喫煙ルームではいよいよゲバラ風デザインを目にしテンションも上がっていきます。

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ビバ・レボルーションを「ビア」・レボルーションとするところに遊び心を感じますね。

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フロアは広いけれど、金・土の夜9時をまわると人を掻き分けなければならない場合も。

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カウンターは入って右奧のこちら。ゲバラが反乱軍の指揮官であったときの階級章「一

つ星」は彼の後年のシンボルマーク。これをカザフ・カラーの淡いブルーが照らします。

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メニューはもはやこの国では定番となっているピザもある他、トルコ語で「串に刺して

焼いた肉」という、野戦料理を彷彿とさせるシャシリクをはじめとするお肉料理も多数。

当然、「誰がために鐘は鳴る」の文豪ヘミングウェイが愛したモヒートも欠かせません。

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キューバ独立へのアメリカの貢献を称えるラムとコーラを混ぜたキューバリブレもあり

ますが、月曜は強いアルコール、水曜はカクテル、土曜はワインがお得のサービスデー。

火曜だとビールを1杯頼むともう1杯もらえます。また通常も多く頼むとお得なのです。

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さてここで是非試してほしいのがアブサン。スペイン等で採られる薬草系リキュールの

一つで、アルコール度数はナント70~80℃。「緑の妖精」の異名まで付いています。

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錬金術最大の遺産とされるアブサンは19世紀フランスによるアルジェリア侵略以降パ

リ等を中心に欧州に広まりましたが、一時マリファナに似た中毒作用が懸念され禁酒に。

注文するとスタッフが火を付けてくれます。この様な妖しくも美しい炎が見られますよ。

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極めて存在感が高く香りも強いアブサンの語源、実は「absence」(不在)を意味しま

す。ロシア系のきれいなお姉さんに作ってもらえたらさらにその神秘性も高まりますね。

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カザフスタンはムスリムの多い国ですが一人当たりアルコール消費量は190か国中30位

(WHO,2010年)。無理強いはいけませんが、お酒は地元の方との会話も弾ませます。

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お手洗いに行くと突如巨大な顔。アブサンによる幻想によって誘発された世界かも!?

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席にもどると沢山の人、人、人。奧の方では生バンドが演奏をはじめ皆踊りだしました。

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東京からの友だちもカザフの女性に連れられて、ホール中央で絶妙なダンスを披露(笑

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零時を過ぎると抑圧する傀儡政権から革命を勝ち取ったかの様な盛り上がりに(カザフ

のことではありません!)。革命歌が聞こえてきそうな夜が延々つづくのでありました。

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そんな盛り上がるホールとは反対側。いつも斜めに被るベレー帽に光る、栄誉ある少佐

の一等星。ゲバラの生き方はいまでも世界中で愛され、ここカザフでも息づいています。

そんなゲバラに想い馳せながら、長年の友好国の一画で彼の生き方に乾杯しませんか?

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【CHE CHIL PUB】

Address:Qabanbay Batyr Ave 2/1

Phone:+7(7172)24-40-70, +7(747)740-10-10

Hours:

PM2:00-AM2:00 (mon-Thu)

PM2:00-AM3:00 (Fri~Sat)

PM2:00-AM1:00 (Sun)

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