美しすぎるカザフスタンのサビーナ選手 今度は映画デビュー☆

公開日 : 2015年01月24日
最終更新 :

今週のレポートは国内外で話題沸騰中、バレーボール選手のサビーナ・アルシンベコヴァ

さんについてです。昨年7月に台湾で行われた国際大会以来大きな注目を集めています。

先日は初来日し、憧れの木村沙織選手との対面や「めざましテレビ」などに出演しました。

20150119A.jpg

そんなサビーナ選手、昨年末「アスタナ・ミュージック・ホール」で、毎年恒例の「今年

カザフスタンで最も愛された人」を表彰するイベントに招待されたとの情報をキャッチ。

アスタナ特派員としてこの機会を見逃すわけにはいきません。早速潜入してきました☆

20150119B.jpg

まずはサビーナ選手の基礎知識。サビーナさんは1996年にカザフ西部のアクトベ市で誕

生。アクトベ市は人口32万人の民族構成多彩な街。カザフ語で「白い丘」を意味します。

街の中心をゆっくり流れる川の向こう側には、緑豊かな公園に隣接する聖ニコラス教会。

20150119C.jpg

家族はお父さんがスキーで、お母さんは陸上競技の選手でした。4歳の妹も新体操を習う

などスポーツ一家です。ただし、大学生のお姉さんは心理学者を目指しているとのこと。

サビーナさんは13歳までダンスを習い、それからバレーボールを始めました。厳しいク

ラブでしたが成績が悪くなったら辞めるという条件の下、勉強と両立させてきたのです。

20150119D.jpg

バレーボールクラブ「カスホロム」ではキャプテンとして活躍し、旧首都アルマティにあ

る国立民族大学体育科へ進学。昨年台湾で行われた国際大会で一躍時の人になりました。

20150119E.JPG

さて2014年12月。この1年で最も愛されたカザフ人たちがアスタナに集合。年に1度開

かれるこの祭典には政治文化スポーツなど幅広いジャンルから選ばれた有名人が勢揃い。

20150119F.jpg

沢山のゲストの中、民族楽器ドンブラの音色も織り交ぜたアップテンポな曲に乗り、現

代風にアレンジされた民族衣装に身を包むモデルたちがイベントを盛り上げてくれます。

20150119G.jpg

受賞者には自画像が送られるのですが、絵をよく見るとドラクエとかに出てきそうな感

じのデザイン。実はこれ、表彰者全員の自画像を利用したトランプのカードになるのです。

20150119H.jpg

この方はファッションデザイナーのアヤ・バパニー(Aya Bapani)さん。冒頭のショー

も彼女がデザインした衣装です。優雅な雰囲気を持つ彼女はトランプではクイーンかな?

20150119I.jpg

バパニーさんは昨年カザフスタンにおいて、ファッション・デザイン部門での"National

Favorite賞"を獲得しました。ご本人から許可を頂きましたので、作品を3点紹介します。

まるでもののけ姫にでも出てきそうな野性的なコントラスト映える衣装が風に靡きます。

20150119I1.jpg
20150119I2.jpg
20150119J 3.jpg

渦巻きだったり左右非対称だったりするアイヌや北方民族の模様にどこか似ていカザフ

模様は、自然と共存してきた遊牧民としてのシャーマニズム感じる力強さがありますね。

と、ふと席に目を戻すと...サビーナ選手!早速18歳に思えない大人な微笑み頂きました。

20150119J.jpg

サビーナ選手のトランプ画像はやはりバレーボール。何だか魔法を使えそうな絵ですね。

20150119K.jpg

ここでサプライズ。なんとサビーナ選手が主演する映画の製作が発表されました。イベ

ント主宰者のガリム・バイトゥク(Galym Baituk)さんがプロデューサーをつとめます。

タイトルはまだ決まっておらず来年公開の予定。誰の人生にもあり得るような等身大の

女性を演じられ、主人公の人生がスポーツと関係することから引き受けたとのことです。

20150119L.jpg

ロケはカザフとイタリアで行われます。中央の男性は義理の父を演じる俳優のファルハ

ット・アブライモフさん。大柄な風貌から独特の味を出すカザフで有名な役者さんです。

テレビ局からインタビューを受け、最近の人気について聞かれました。「挑戦と運命の

贈り物。重要なのは皆さんにカザフスタンをもっと知ってもらうことです」とコメント。

20150119M.jpg

「外国の有力なクラブからオファーがあったら?」との質問には「経験を沢山積んで将

来カザフスタンに戻った時にチームの成長に貢献できるなら喜んで」と答えていました。

バレーボールへの熱意は誰にも負けないという現在18歳のサビーナ選手。将来が楽しみ

です。華麗なプレイを通じて日本にとってカザフがもっと身近な国になるといいですね☆

20150119O.jpg

(本レポートは、「Народный любимец - 2014」主宰者Galym Baituk氏及びファッ

ションデザイナーAya Bapani氏より写真の掲載許可を頂きました)

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。