デビスカップベスト4目指すスポーツ大国カザフスタン ソチ五輪での注目は?
いよいよソチ五輪が開幕。カザフスタンからは選手団とともにナザルバエフ大統領が開
会式に出席しました。ソチとの時差は2時間なので、ほぼリアルタイムに観戦できます。
今年は日本だけでなく、鮮やかな水色の国旗舞うカザフスタンも応援予定で楽しさ二倍。
そんなカザフは遊牧騎馬民族という攻めのDNAを持つためか実はスポーツ大国なのです。
アジア版五輪と言われるアジア競技大会では常に金メダル数4位を維持。2011年のアス
タナ冬季大会では、日本が金13個だったのに対して32個獲得し、26か国中堂々の1位。
昨年アスタナで開かれたスピードスケートW杯500mでは日本を抑えて優勝しています。
今回のソチ五輪では、今期フィギュアスケート国際大会で連続優勝しているデニス・テ
ンが金メダル候補です。二十歳の若手ホープにぜひとも勢いをつけてもらいたいところ。
ちなみにカザフ選手団の美人スノーボーダー Valeriya Tsoiさんも注目を集めています。
残念ながらオリジナル写真がないので、ぜひGoogleなどで画像検索してみてくださいね。
さて、そんなカザフの首都アスタナで最近行われたスポーツの国際大会と言えば、大統
領も観戦に訪れるほど大きな盛り上がりを見せた「デビスカップ 2014(Davis Cup)」
ワールドグループの16か国トーナメントにおいてベスト8を賭けた対戦相手はベルギー。
現在ワールドランキング(131か国)ではベルギー17位、カザフ8位のため、上位国で
あるカザフでの開催となりました。場所はアスタナ、特派員として黙っていられません。
ということで、アスタナ最大のテニス施設「ナショナルテニスセンター」に早速潜入☆
観戦した試合は、リーグ最終日2月2日午後のシングルス戦。まだ開始前だというのにカ
ザフ・ブルー一色で染められた応援席は、すでにおおきな盛り上がりを見せていました。
もちろんベルギーだって負けていられません。アウェイのため少数派でしたが、ベルギ
ーカラーの赤で統一されたサポーターたち(うきわ?笑)。心一つに渾身の応援で応戦。
選手は世界ランク67位のミハイル・ククシュキン(カザフ)と113位のダビド・ゴフィ
ン(ベルギー)。さすがは男子テニス。ノータッチ・サービスエースが何度も炸裂です。
ちなみにカザフの大統領は大のテニス好き。観客席上の方には微笑みかける巨大写真も。
もちろんプレー中は水を打ったような静けさだったものの、それ以外はブラスバンドや
太鼓が高く鳴り響いたり、ブブセラも使われたりと、双方の応援合戦がハンパないです。
チェンジコートの途中ではウエーブも起きたりします 笑
勝利の女神が見守るなか3時間が経過。6-4、3-6、6-3、4-6とファイナルセットへ...
結局シングルは負けましたがダブルスは取り返し、カザフ見事ベスト8へ進出!パチパチ
次は世界ランク15位のスイス。ベスト4を賭けて春にアスタナで開かれます。ちなみに
カナダを下し同じくベスト8へ進んだ日本との対戦は、残念ながら決勝までありません。
しかし!日本とは同じワールドグループ、日・カザフの試合が実現するのが楽しみです。
さあ雪が溶けたらいよいよシーズン到来。春にデビスカップを観戦後、ちょっと車を走
らせてカザフのスイスと言われる保養地「バラボエ」でテニス、というのも素敵ですね☆
(2月お題"オリンピック")
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