スイスのハッシュドポテト「レシュティ」のアッペンツェラーバージョン
スイス料理のひとつ、レシュティ(Rösti)。
細切りしたジャガイモを塩コショウしてバターで炒めるというシンプルな料理で、ベルンの農民たちが朝食として食べていたのが起源とも言われています。
ジャガイモは包丁などで切ることはほとんどなく、大根おろしのような器具を使ってジャガイモをレシュティ用におろして調理します。
この基本レシュティに何を入れるかで地方色が表れるよう。
たとえば、起源と言われるベルンではベーコンを入れるのが定番だとか。
レトルトパウチに入った商品でも「ベルンのレシュティ(Berner Rösti)」があり、ベーコンが入っています。
そのアッペンツェルバージョンが、今回ご紹介する「Appenzeller Rösti(アッペンツェラーレシュティ)」。
(500g 4.80フラン=約504円 約2人前 スーパーマーケットMigros(ミグロ)で購入)
普通のレシュティは500gで2〜3フランなので、かなりお高めです!
アッペンツェル=チーズ、という想像どおり、中にはアッペンツェラーチーズが入っています。
期待を裏切りませんね。
それと、これまたアッペンツェル原産の干し肉「Mostbröckli(モストブルックリ)」も入っていて味を深めています。(記事はこちら)
作り方は簡単で、ただフライパンで焼くだけ。
基本的には、フライパンの形のとおり丸く、パンケーキのように仕上げるようです。
外はキツネ色になるまでこんがり焼いて、外はカリカリ、中はしっとりになるのが理想。中火で7分前後、じっくりと我慢強く焼きます。
イメージは、パッケージのような色と形。
でも、我が家では時々、パラパラになるまで炒めます。
ほとんどがカリカリなクリスピーな状態で、ときどきジャガイモを感じるくらいです。
パッケージには伝統衣装を着た男性と放牧されている牛が写り込んでいるので、お土産にもぴったりかもしれません
<レトルトパウチに入ったアッペンツェラーレシュティを扱っている会社やブランド>
・ミグロ(Migros)
・ヘロ(Hero)
こちらはチーズが入っていて、お肉(Mostbröckli)は入っていないようです。
4.75フラン(約500円)
・ビショッフスツェル(Bischofszell)
(2016年7月2日現在 1フラン=105円)
筆者
スイス特派員
ヘス 順子
スイス東部のアッペンツェルに住んでいます。日本とスイスの橋渡しになるような仕事をし、それを深めていきたいです。
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