南のフィレンツェ、レッチェを散策!
ボンジョールノ!!
先日は仕事のミーティングでレッチェに行って来ました!私が大好きなレッチェは、南のフィレンツェと呼ばれるほどバロック様式の建物が町中にあふれています。
そんなレッチェはローマ帝国時もとても大切な拠点でした。レッチェのすぐ近く、ブリンディシ市は有名なVia Appia(アッピア街道)の最終地点です。十字軍遠征もここから出発したこともあり、レッチェは古くから栄えた街でもありました。
レッチェに着くと、すぐに目に入るのが、アンフィテアトロ。コロッセオより小さいですが、円形闘技場の4分の1を見ることができます。残りの球技場はまだ道路の下に眠っています。
そのほかにも、レッチェには、フォロ・ロマーノやシアターも見ることができます。古代ローマ人が大好きだったテルメもありますが、土の下にまだ眠っています。
レッチェの周りには現在でこそ、オリーブ農園がたくさんありますが、昔はレッチョと呼ばれるどんぐりの木に似た木がたくさんあったそうです。そのため、名前がレッチェに。街の周りにあったレッチョは全て抜き、今はもっと食事に使えるオリーブが代わりに植えられたそうです。
時は代わりバロック時代。レッチェは、もともとあったロマネスク様式の教会などを全てバロック様式に変える運動が起こります。
バロック様式だからフィレンツェと同じ、、だとは思わないでください。
というのも、よーく見ると、全然フィレンツェとは同じではないのです。
皆さんには、この果物、何に見えますか?
ザクロにオリーブ、ブドウ、イチジク。よく考えるとプーリアの特産品が!
ザクロは、イタリアでは、生産性や子沢山、繁栄などを象徴します。ブドウも実がたくさんなることから、ザクロと同じようなシンボルです。オリーブは平和を示し、イチジクも生産性や繁栄を示しています。
フィレンツェとは違うスタイルですよね?
使用されている石も、ピエトラ・レッチェーゼと呼ばれる白い石を使っています。とても柔らかい石のため、補修は大変ですが、その代わりフィレンツェにはない優しい光を作り出しています。
また、レッチェには多くのヘブライ人もいました。そのため、シナゴーグも各所に点在し、現在サンタクローチェ教会の横にあるシナゴーグがミュージアムとして一般公開されています。
お話しすると長くなってしまいますが、レッチェはぶらーっと散策するのがとても楽しいです。レッチェの方言を聞くことも面白いですし、ところどころに素敵な教会やレストランがあります!いらっしゃる際は、1時間のツアーで終わってしまうのではなく、丸一日楽しんで欲しいなぁと思います!
もちろん、レッチェでしか食べれないパスティチョットとコーヒーで休憩も忘れずに!
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