No.43 初"日本人"シェフがいるお寿司屋さん、PesaroのHiro10さん

公開日 : 2018年11月28日
最終更新 :

みなさん、こんにちは。アンコーナ特派員の丹羽淳子(ニワアツコ)です。日に日に寒さも増してきました。あと3日で12月...。12月はどこもかしこもNataleだらけ。ちなみに、こちらのNataleは年始の1月6日まで続きますよ。日本のように12月25日が過ぎたら、いや、下手したら24日が過ぎたらオシマイというものではありません。

また次回のブログで、私の知る限りでですが、イタリアでのNataleについてご紹介しますね。

さて、すこし前の先日になってしまいますが、お友達と一路Pesaro:ペーザロまでショッピングに行ってきました。Pesaroは海沿いの街で、そのすぐ北側はエミリア・ロマーニャ州になります。ですので、民族性もうちの主人に言わすと、もはやマルケ人ではなくエミリア・ロマーニャ人に近いのだとか。彼が言うその"違い"については、なかなか極端ですので敢えて割愛いたします。

はっきり言って、ペーザロはアンコーナよりもおしゃれです。街の雰囲気も明るくお店も数多くあるように思います。お買い物を楽しむこと約2時間。イタリアはランチタイムでお見せが一旦閉まるので、ダラダラとお買い物を続けることは出来ません。この「昼の休み時間」があるため、ここでは一日の使いかたが午前中と午後できっぱり分かれているようにも感じます。さ、じゃ、お昼ご飯はどうしましょう、となり、日本人女性三人組でしたので満場一致で「お寿司」に。

というのも、ここPesaroは日本人居住者が比較的多いところのようで、日本人の方が経営している和食を戴けるお店があるのです。その内の1軒にお邪魔しました。HIRO10さんです。

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シンプルですが、さすが日本人の方がやってらっしゃるというだけあって、ちぐはぐな和感はなく、日本人の私達も間違い探しをせずに、落ち着いて座っていることが出来ます。大将(あえてお寿司屋さんですので)にお話を伺ったところ、ここにお店を開かれたのは約1年ほど前なのだとか。それまでもイタリアに長くお住まいで、ミラノにある超有名な和食料理店さんなどで腕を振るわれていたそうです。

平日のお昼どきでしたので、迷わずランチメニューをオーダーさせていただきました。私は握りのセットを注文。どんなネタがやってくるのかとワクワクして待っていたところ...

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あぁぁぁぁ、、お寿司!これがお寿司というものです。この丁寧な仕事、、、見ていて心が洗われます。ネタはマグロ(Tonno)、スズキ(Branzino)、鮭(Salmone)、鯵(suro)、エビ(gambero)、鉄火巻に厚焼き玉子。一番驚いたのは、鯵です。魚屋さんではあまり見たことがないな、というのが、私達三人の意見でした。お味噌汁も薄めの味付けで美味しく戴きました。

こちらはお友達が選んだチラシ。これも色鮮やか。和食は「目で楽しむもの」だと思い知ります。

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他のお客様はもちろんイタリア人ばかりでしたが、みなさん、大量に醤油をぶっかけて召し上がってらっしゃいました。イタリアのSUSHIブームは、本当にすごいんです。が、果たしてどれだけの人が「生で食べる魚の美味しさ」を知っているのかは甚だ疑問ですね。

最後は3人でシェアしたお抹茶ティラミス。マスカルポーネチーズに抹茶の粉が混ぜてあるのかな? ほんのりお茶の香りがして面白い。これは自宅でも真似できちゃう素敵なアイデアです。小豆を乗っけてもいい感じ。

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イタリア料理を食べ飽きた日、胃腸を労りたい日などにもってこいの和食。やっぱり日本人の方が作るものが一番です。私もまた近々お伺いさせてもらいたいと思います。大将、ありがとうございました!

では、またお会いしましょう。Ci vediamo presto.

-------------------------名前:HIRO10住所:Piazza Antaldi 10/12, Pesaro電話:0721 34209

筆者

イタリア特派員

丹羽 淳子

イタリア、アンコーナ県の海辺の町に住んでいます。毎日を気ままに過ごすことが堂に入ってきました。

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