No.37 10月21日も開催、ペルゴラの"白トリュフ祭り:Festa del Tartufo Bianco"へ 

公開日 : 2018年10月15日
最終更新 :

みなさん、こんにちは。アンコーナ特派員の丹羽淳子(ニワアツコ)です。イタリアに来てから、なぜかとても出不精になってしまいました。出かけるにしても、日本と勝手が違うのでなんだか面倒くさくて、なかなか外に足が向きません。おかげで体重も増加中...。こんなことではいけないと、昨日はアンコーナを越えてお出かけしてきました。

行き先は、ペーザロウルビーノ県の「Pergola:ペルゴラ」です。ここで、7日、14日、21日のこの3日曜日に、白トリュフ祭りが開催されているのです。正式名称は Fiera Nazionale del Tartufo Bianco Pregiato di Pergola、ペルゴラの貴重な白トリュフの国のお祭り"。

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トリュフは、マルケ州の特産品なのです!山間の街のレストランは、この季節はトリュフが振る舞われ、多くのマルキジャーニ(マルケ人)は舌鼓を打ちます。我が家から70km程度。車で1時間15分の場所にあるペルゴラもそんな街の一つ。マルケ州の内陸部は高速道路がありません。ちなみに高速道路は比較的アドリア海近くを南北に通るA14のみ。あとは、スーパーストラーダ(フリーハイウェイのような物)や、地道を行くのみになります。日本と違って交差点に信号も少ないので、車が「停止する」という状況が殆ど無いので、地道でもストレスは少なく走れるのがイタリアの良いところですよね、あと、速度の上限が70kmなんて場所が多いのも。

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こちら、このお祭りの主役、白トリュフを使ったラザニアです。熱々でとても美味しかったですよ!

ペルゴラの街は小さいですが、中世の趣を残し、とても美しい町並みが楽しめます。

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チェントロの目抜き通り沿いに色々な屋台が出て、通行人達の目や胃袋を楽しませてくれます。どんな屋台があるか、ちらりとご紹介します。イタリアの屋台の魅力は、なんと言っても「生産者がいる」ということ。日本の屋台のように、テキ屋さんがやっているわけではなく、農家さんや生産者さんがやってきて、自分たちが作ったもの、手がけたものを販売しているのがほとんどなのです。

新鮮な野菜や果物を売る八百屋さん。

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イタリアでも数多くある地ビールやさん。

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サラミやさん

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クレシャ屋さん(エミリア・ロマーニャ州で言うピアディーナ)

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ティザーナ屋さん (日本で言うハーブティの総称、沢山の種類があります)

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味見させてもらったり、お話したりと、楽しみはつきません。

そしてこちらが"トリュフ生産者"一同が集まる会場です。トリュフそのものから加工品まで色々販売されています。

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みなさーーーん!これがトリュフですよーーー!ころんと直径は3cmほどの大きさのものからになりますが、たった一つでこの値段。安くて10ユーロ。白トリュフだとその倍程度ですね。こんなモノ(失礼!)が美味しいと珍重されるとは。それもこんな値段でとは驚きです。

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クリーム状にしたものも多く販売されています。パスタソースにしたり、こうやってクラッカーに乗っけて食べたりと使い勝手は良さそうですね。

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私達はというと、私が特にトリュフ愛が強いわけでもないので、お味見させていただくのみで終わりました。せっかく買って帰っても、自宅で美味しく食べる自信がないのです。たまの機会に、シェフが作ってくれたものを食べたほうが絶対に美味しいという、私の確信です。

というわけで、ランチに戴いたプレート。

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黒トリュフを使ったクロスティーニ、黒トリュフのタリアテッレ、ワイン1杯。もうちょっと食べたい!という絶妙が分量が日本人にはちょうどよい感じでした。全てで13ユーロ。お値段も悪くないですよね。

が、我が主人は、上に書いた即席レストランで、ランチをもう一度食べていましたが・・・汗

1週間後、10月21日(日)が最終日です。たまたまイタリアに来ている方、イタリアにお住まいの方でトリュフ好きの方にはお勧めします。トリュフの相場は私にはわかりませんが、恐らく高すぎず、そして新鮮なものであることには間違いないです!

今年で23回目を迎えるこのお祭り、もし、来年、マルケ州にいらっしゃる予定があられるようでしたら、ぜひとも、この季節に合わせて行程を組まれてみてはいかがでしょうか?

では、またお会いしましょう。Ci vediamo presto.

筆者

イタリア特派員

丹羽 淳子

イタリア、アンコーナ県の海辺の町に住んでいます。毎日を気ままに過ごすことが堂に入ってきました。

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