MacerataのLe Caseで開いた素敵なパーティは誰のため?

公開日 : 2018年07月04日
最終更新 :

みなさん、こんにちは。アンコーナ特派員の丹羽淳子(にわあつこ)です。わたくしごとの話で恐縮ですが、この春、イタリアで結婚式をあげました。挙式とパーティはここマルケ州ではなく、遠く北に上がったピエモンテ州で執り行い、相手の親族や私の日本からのゲストも招いて70人程度の程よく楽しく開催いたしました。

でも、それだけじゃ黙っていないのが相手のマンマ。イタリアの結婚式は日本ほど窮屈な雰囲気でもなく、ゲストもかなり幅広く呼ばれます。私自身も初めて会った友達の妹か結婚式へのご招待を受けたことがあるほど(お断りしましたが)。ですので、結婚式にも両親の友達レベルの人も結婚式に招待したりするのです。現に結婚式をあげた友人たちは、両親が「招待する(自分たちの)友達リスト」を用意していたとか。

いよいよそれが私たちの元にもやってきて、挙式から3週間後の土曜日のお昼に、私たちのお気に入りでもあり、彼の両親もこのお正月に連れて行っていたく気に入ったMacerata県にあるRistorante Le Case (リストランテ レ カーゼ)で結婚お披露目パーティを開きました。パーティの様子をお伝えするのは置いておいて、いただいたお食事があまりにも美味しかったので、記事にしてみました。Le CaseはMacerata県の山間にあるレストランですが、宿泊施設やCentro Benessere(プールなどの施設)も併設しています。日本からの旅行でも宿泊先として使って欲しい素敵な雰囲気が魅力です。緑も多く自然豊か。ワインを選べるエノテカがあったり、また披露宴パーティが開けるバンケットもあります。

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こちらがレストランの入り口。昔の建物を回収して使っている、イタリアンスタイルですね。こういう古いけど素敵な、なんとも言えない雰囲気が多くのイタリアのレストランの魅力です。決して新しくないけど、趣きがあると表現すればよいでしょうか。

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今回は総勢15人。こうやって一列に並べるの、すごーーくイタリアっぽい(笑)レストランとのやりとりはすべて相手がやってくれたので、私はノータッチでしたが、とってもかわいくデコレーションしてくれていてテンションが上がりました!

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さて、ここからはお食事が始まります。マルケ州は海と山の幸がふんだんに楽しめる州ですが、ここでは完全に山の幸を楽しんでください。狙うのはお魚よりもお肉料理です。前菜2品、プリモピアット2品、セコンドピアット2品の構成。こうやって、最初にしっかりとメニューを把握し、どれをどのくらいセーブして食べていくかをまず計算することを日本人の皆さんにはお勧めします。

さて、一品目。野草のソテー、ポレンタサンド。野草を日常的に食べます。味がしっかりしていて美味しい。こんなにかわいいカードもつけてくれました。名前の綴りが間違っているのはご愛敬。"つ"を表示するにはZを利用する彼ら。私の名前はいつもATZKOとか、AZTKOになります。

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七面鳥のハム仕立てサラダ。七面鳥はイタリアでは普通にスーパーでも売っているお肉の一種。私はあまり食べたことがないのですが、このようにハム仕立てにしてサラダのように食べると美味しい~。鶏肉よりも味が濃いけど軽やか。

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ニョッキのラグーソース。トマトとおそらく豚肉を使ったラグーソースで、いわゆる田舎な味わいです。都会的な味わいではありませんが、これぞこの土地の味という感じです。4品目ですが、おなかも膨れてきたので少量をいただきました。

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セコンドももちろんお肉!ホロホロ鳥と子羊肉を串刺しにし、パン粉や香辛料が混じった衣をのせてグリルにしたものです。ホロホロ鳥(Faraonaと言います)が大好きな私にとっては感動の嵐。子羊も匂いが苦手であまり好きではないのですが、衣が良い働きをしていて全て美味しくいただけました。お野菜のオーブン焼きも美味しい。これも簡単な料理ですが、イタリア料理ならではの美味しさがありますね。

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サプライズ?いや、私が知らなかっただけですが、食後のデザートにはこんなに素敵なウェディングケーキも用意してださっていました。もちろん、名前の綴りは違いますが。皆さんにご起立いただいたうえで、恥ずかしげもなくケーキ入刀の儀式も行わせていただきました。

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もっと簡単にご紹介しようと思っていたのに、写真を見ると美味しさを思い出してしまい、長々と書いてしまいました。こちらのレストランのオーナーさんは私よりもまだまだ年の若い女性です。遠く日本からやってくるお客様も受け入れたい、と考えているようなので、ぜひともマルケ州にいらっしゃる際はこちらにも遊びにいらしてください。カンティーナ巡りや、シェフによるお料理教室なんかも開けるかもです。

では、素敵な夕べをお過ごしください。Buona Serata.

-------------------------*-店名:Le Case所在地:Contrada Mozzavinci 16/1762100 Macerata電話: (+39) 0733 264762携帯: (+39) 393.9254685URL:https://www.ristorantelecase.it/

筆者

イタリア特派員

丹羽 淳子

イタリア、アンコーナ県の海辺の町に住んでいます。毎日を気ままに過ごすことが堂に入ってきました。

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