アンコーナのチェントロにある老舗パスティッチェリアFoligniでイタリア式朝ごはん
みなさん、こんにちは。アンコーナ特派員の丹羽淳子(にわあつこ)です。
一気に春めいてきたアンコーナです。お昼間の気温は20度近くまで上がっているのではないでしょうか?ただ、夜はまだまだ冷える感じで、体調を崩しやすい季節です。そしてもうすぐサマータイム。日の出ている時間が長くなるため、通常の時間よりも1時間遅れて時間を設定する季節が始まります。冬の間の午前8時がサマータイムは午前7時になるという塩梅です。
さて、みなさんの朝ご飯はどんなスタイルですか?
私は自宅で食パン(と言っても日本サイズよりはかなり小さいです)とビスケット2枚、果物、紅茶をいただいています。因みにイタリア人のパートナーは、ビスケットを10枚程度とスプーン満々のジャムやピーナッツバターを塗りたくった食パンというメニュー...。本当にどれだけ朝からカロリーを蓄えるのでしょう...。
私たちは基本的に自宅で朝ごはんを戴きますが、イタリア人の多くは出かける途中にバールで手軽に朝ごはんを済ます人が本当に多いのです。先日、たまたま朝早くにアンコーナのチェントロに出かける用事があり、Pasta(パン生地)が美味しいという老舗のパスティッチェリアにてイタリア式朝ごはんをしてきました。どんな感じなのかご紹介しますね。
朝が早いためまだ周りのお店はシャッターが閉まった状態です。確か8時半くらいに伺いました。
朝ごはんを提供するバールやパスティッチェリアの開店時間は6時や6時半とかなり早いんです。イタリア人は日本人に比べてあまり働かないなんて通説はありますが、そんなことは無い場合もありますのであしからず。
小さなお店ですが、お客さんでいっぱい。滞在時間はみんな短く2~3分程度。すごい回転率です。
朝から本当に幸せな気分にしてくれる、素敵なお菓子たち...。
朝によく食されるのは、ブリオッシュと呼ばれるクロワッサンの様なパンです。中にジャムや蜂蜜などが大量に入っています。たまにしか食べないので、本当に目移りしちゃうんです。そしてたまに日本人の好みに合わない味わいのものもあるので選ぶときは慎重に...。
そんな私が今回選んだのは、初めての味わい。アーモンドクリーム入りのブリオッシュ。
アンコーナエリアでは、このタイプのブリオッシュを"ポラッカ"と呼ぶらしいんです。うん、あまい。
このあまーいブリオッシュを戴き、そのあとに濃いエスプレッソを一気に飲むのがこちらの朝ご飯スタイル。
カプチーノを頼んで、ブリオッシュをカプチーノのカップに浸してから食べるなんてことも、こちらでは不作法ではなく正当な食べ方になります。
アンコーナは観光都市ではないので、エスプレッソは大体のお店で1ユーロ、ブリオッシュも1ユーロの場合が多いです。また、席に着いたからと言って価格が上がったりすることはとても稀です。
アンコーナで、もし美味しいブリオッシュが食べたくなったら、ぜひこちらのお店にいらしてください。
遅い時間になると商品は売り切れちゃっていますのでご注意くださいませ。
では、素敵な一日をお過ごしください。
Buona giornata.
店名: Pasticceria Foligni dal 1860
所在地: Via Marsala, 6, 60121 Ancona AN
電話: 071 202728
筆者
イタリア特派員
丹羽 淳子
イタリア、アンコーナ県の海辺の町に住んでいます。毎日を気ままに過ごすことが堂に入ってきました。
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