2月の終わりにやってきた大寒波でイタリア中が雪の世界に
みなさん、こんにちは。アンコーナ特派員の丹羽淳子です。
この3日、私が家から出たのはなんと今日の一日のみ。
家から出たといっても、ゴミを共同捨て場に持って行ったのみ。
なぜにこんなことになっているかというと、25日の夜中からイタリアは大寒波に見舞われているのです。
イタリアと言えば、年中温暖な地中海性の気候のイメージがある方が多いと思いますが、
緯度で言うと日本よりも少し北に位置し、それこそ日本と同様に南北に長い国です。
南部エリアは地中海性気候になり、比較的温暖な気候に恵まれたエリアもありますが、
北部エリアはフランス、スイスなどの国境に続くエリアに関しては、
それこそアルプス山脈のふもととなり冬期は雪も多く寒さも厳しくなります。
さて、私が住むアンコーナの気候はと言いますと、私が住んでいた大阪によく似ているように感じます。
夏の最高気温は35度程度まで上がる日が多く、2017年の夏は猛暑で40度を記録した日もあったほど。
ただ、大阪と異なり人工的な熱が少ないためか、夜は気温がある程度下がる傾向です。
湿気も日本ほどは高くないので、日中でも風通しの良い室内にいるとなんとか暑さはしのぐことはできます。
ですので、驚くことにエアコンを家に設置していない家庭もまだまだ多いんですよ。
ただ、ここ数年の異様な暑さはエアコン無しではちょっと凌ぎにくくなってきているな、と感じます。
暑さの始まりは6月中旬から。7月が最も暑く8月中旬は少し涼やかになってきます。
学校の夏休みも6月中旬から9月中旬まで!子供たちは3か月間の夏休みを堪能します。
冬に関して言うと、最も寒い日で最高気温が5度程度、最低気温が0℃を切るかどうか?程度で、雪も1年に一度降るかどうか、です。
普通は大体最高気温が10度弱程度で、日本の寒さによく似ていると思います。
前置きが長くなりました、ここ数日の寒さについてですが
イタリア全体を襲った大寒波のおかげでここ3日間、最高気温が0℃、最低気温がマイナス3度という日々でした。
一日中雪が降り続き、30㎝ほどは積もったかと思います。
シベリアからの寒気団がアドリア海を通って舞い込んできて、海側から雪が吹き付けられて寒い!
こちらが雪が降り積もった街の写真。
除雪車や道路に塩を撒く車が日に数度走って大きな道は整えてくれます。
とは言っても車はチェーン無しでは走れない状態です。学校はここ三日間は休校、多くのオフィスもお休みになっていました。
我が家からアドリア海を望む...。テラスにはぎっしりと雪が積もっています。
わかりにくいですが、20㎝は積もったでしょうか...。
テラスの広さは30㎡ほどあり、昨日、今日と雪かきをした次第です。
この状況に大変なのは旅行者の方々ですよね。
バス、電車、飛行機、すべてのダイヤが乱れていたのは言うまでもありません。
こればかりはどうしようもないことなのですが...。
さて、ネットでイタリアの都市のお天気を検索する場合は、
検索サイトで "meteo"(天気)と、検索したい"都市名"を入力してください。
簡単にそのエリアの天気予報を探し出すことが出来ますよ。
15日間の予報なども見れますので、近い旅行のご予定を立てるのに役立てることができると思います。
では、素敵な一日をお過ごしください。
Buona giornata.
筆者
イタリア特派員
丹羽 淳子
イタリア、アンコーナ県の海辺の町に住んでいます。毎日を気ままに過ごすことが堂に入ってきました。
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