オーストラリア大陸の南にあるアデレードという都市ってどんなところ?

公開日 : 2017年07月31日
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はじめまして。このたび「地球の歩き方」オーストラリア/アデレード特派員ブログを担当することになりました さくら麻美です。

初めてのオーストラリアでそして住み着いたアデレードでの生活も13年目になりました。

英語を学んだ後に写真を一から勉強、そして縁あって現在はフォトグラファーとして、また日本からの留学生のサポーターとして南オーストラリアを東西南北走り回っています。

私がオーストラリアにいるというと、ほとんどの方が「シドニー?メルボルン?」と聞いてきます。そして「アデレード」と私が答えると「アデレードはどこ?」の質問が。アデレードはオーストラリア大陸のもっとも南側に位置する南オーストラリア州の州都なのです。第一回目は日本人にはあまり馴染みのない南オーストラリアのことを紹介したいと思います。

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中心部は高層ビルが少しだけ立っています

●南オーストラリア州は日本の国土の約3倍

「コアラ」「グレートバリアリーフ」などに代表されるように自然がまだまだ残るオーストラリア。このオーストラリアは大陸で日本とは反対の南半球に位置しています。南半球の中ではもっとも大きな国、面積は広く世界でも上位に上がるほど。その大陸の大きさは日本の約21倍。土地は広いのですが、大陸の中心部はほぼ砂漠地帯でほとんどの州で人々の生活は海側に集まっています。それは国土面積は広くても生活できる面積が少ないということを意味しています。そして州は6つまたその他に2つの特別地域から成り立っています。その中でも私のいる南オーストラリア州は日本の国土面積の約3倍で大陸の中でも年間通してもっとも乾燥している州の一つなのです。

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都市部から少し離れた街

●どの州とも隣接しているので旅の通過地点として

この大陸の最も南に位置する南オーストラリア州の州都が私の現在住んでいるアデレード。人々の暮らしはほぼ海側に集中しています。この州は本土のすべての州に隣接しているのが大きな特徴で旅行者にとっても大陸を横断する通過点の一つ。面積では国内では4番目に大きいのですが、州の人口はオーストラリア国内(約2500万人)の10%弱、大都市に比べると人が少なく静かな街です。

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街の中心部にある公園

●冬は寒い南オーストラリア

アデレードに住む前は「オーストラリアは温暖な気候」だと思っていました。

でもオーストラリアは国土が広いために東西南北の気温がかなり異なっているのです。その中でもアデレードは大陸の中では南に位置しているために(オーストラリアという国で考えると最も南はタスマニア島になります)、冬はかなり気温が下がります。日本が夏を迎える頃こちらは冬、6月の朝の気温は3度前後。私が住み始めてからの13年間では雪は降ったことはありませんが朝の霜は冬の風物詩の一つでもあります。

また夏は乾燥して暑く、今までの経験では45度というのが数日間続いたことがありました。この乾燥時期になるとコアラが好きなユーカリの木が自然発火をして山火事がよく起こります。

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シドニー・メルボルンなどは旅をしたものの、私にとって落ち着く街はやはりアデレード。これと言った大きなエンターテイメントはないのですがイベントが多くてお祭り好きな私には一年中楽しんでいます。この街ならでは楽しみ方や旬な情報、そして時々旅をしている更に自然の多く残るタスマニアからレポートをしたいと思います。

筆者

オーストラリア特派員

さくら麻美

南オーストラリア州のアデレード観光ガイドそして留学生の伴走者・フォトグラファーとして活動。

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